2020 Fiscal Year Research-status Report
円背高齢者の摂食時の誤嚥リスクを低減させる姿勢およびテーブル調整の支援指針の作成
Project/Area Number |
17K12445
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
横山 悦子 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (40329181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 容子 茨城キリスト教大学, 看護学部, 教授 (80460103)
草地 潤子 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40269460)
半田 隆志 埼玉県産業技術総合センター, 戦略プロジェクト推進担当, 専門研究員 (20639679)
小長谷 百絵 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (10269293)
佐伯 由香 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (70211927)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 円背 / 誤嚥 / 頭頸部角度 / 座位姿勢計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、円背高齢者を対象として、摂食時の頭頸部角度および頸部可動域と他の誤嚥リスク要因との関連を明らかにすること、および姿勢およびテーブル調整に支援の必要な円背高齢者を対象として、専門家が行う摂食時の姿勢およびテーブル調整による頭頸部角度および頸部可動域の変化の、他の誤嚥リスク要因および食事に向けられる視線の動きや視野範囲の程度への影響を明らかにし、円背高齢者の摂食時の姿勢調整の指針を得ることを目的としている。 研究開始時期から姿勢の計測方法としてrysisやシェイプテープの検討を行い、2019年度10月より回復期リハビリテーション病棟で計測を開始した。計測には、rysis担当、シェイプテープ担当、視線担当の研究者が必要であり、全員の日程調整後、施設の協力スタッフに計測可能な日程を調整してもらい、月に1回程度の頻度で調査を進めた。1日に計測できた対象者は1名または2名に限られた。 回復期リハビリテーション病棟に加え、2020年2月には介護老人福祉施設での調査が可能となったが、COVID-19の感染拡大により、1回の計測を行った後、2つの施設での計測は中止となった。分析に必要な計測数を満たすことができないまま研究と停止せざるを得なかった。 2020年度は、感染状況が回復することを期待し、度々施設に問い合わせを行ってきたが、調査を再開することはできなかった。各研究者が計測したデータを集め、データを数値化し分析の準備のみ行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響により、病院および施設での計測が中断されたまま、再開を期待し施設との確認を行ってきたが、再開の目途は立たず、計測データを追加することはできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の感染状況により、計測の再開が可能であれば、不足する計測数を満たせるよう病院および施設での計測を行う。 計測が再開できなければ、これまでのデータを分析し、研究目的である円背高齢者の摂食時の姿勢調整の指針を検討するための基礎的データとなり得るよう結果をまとめる。研究計画の変更の検討も必要である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により、データ収集が中断したまま再開することができず、調査にかかる交通費や研究対象者への謝品などについて執行できなかった。次年度に執行する。
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