2019 Fiscal Year Research-status Report
児童・思春期精神科病棟における地域包括ケアの視点を取り入れた教育プログラムの開発
Project/Area Number |
17K12474
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
船越 明子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (20516041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 有紀 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (10292616)
土谷 朋子 文京学院大学, 保健医療技術学部, 准教授 (40555075)
斎藤 まさ子 新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (50440459)
浦野 茂 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (80347830)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 児童・思春期 / アウトリーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、児童・思春期精神科病棟に勤務する中堅看護師の実践能力向上に効果的な、地域包括ケアの視点を取り入れた教育プログラムを開発することを目的に、2019年度は以下の2つの調査を行った。 【調査1】児童・思春期精神科看護に特化した看護実践能力自己評価尺度として作成した4因子36項目「子どものこころのケア実践尺度(案)」を再分析し、よりモデル適合度の高い2因子23項目の尺度(AGFI=0.813, CFI=0.933, RMSEA=0.083, AIC=1122.989)として完成させた。 【調査2】精神健康上の課題をもつ青少年を対象に、アウトリーチ型のケアを実践している臨床家5名へのインタビュー調査を新たに行い、インタビュー調査で得られた逐語録をもとにGrounded Theory Approachにおける継続的比較分析法を用いて質的に分析をおこなった。計21名へのインタビューを実施したところで理論的飽和に達したため調査を終了した。ひきこもり状態にある本人および家族を対象に熟練支援者が行うアウトリーチ型支援のプロセスについて、7つのカテゴリーが見出された。 【調査3】児童・思春期精神科看護に関する事例検討会を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
インタビュー調査の実施と分析に時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、covid-19の影響で介入研究の実施が難しい可能性がある。データ分析と研究成果の公表が遅れているため、力を注ぐ予定である。
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Causes of Carryover |
(理由)データ分析が学会発表に間に合わず、学会発表にかかる経費に余りが生じた。 (使用計画)2020年度の調査および研究成果発表に使用する予定である
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Research Products
(3 results)