2019 Fiscal Year Annual Research Report
Visiting nursing assessment tools that enables dying alone at home
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17K12483
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Research Institution | Komazawa Women's University |
Principal Investigator |
關 優美子 駒沢女子大学, 看護学部, 教授 (50522778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生野 繁子 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 教授 (40249694)
森山 恵美 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 講師 (50515856) [Withdrawn]
高柳 良太 川崎市立看護短期大学, その他部局等, 准教授 (00624248)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 一人在宅死 / 一人暮らし在宅療養者 / 訪問看護師 / アセスメントツール |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年12月16日に第37回日本看護科学学会学術集会で「一人暮らし在宅療養者の死を見据えた人生の意味づけ」を1事例でグラウンデッド・セオリー・アプローチを用い分析し発表した。これを平成30年12月21日「終末期で一人暮らし在宅療養者の死を見据えた生活過程における思い」というタイトルにして、ヘルスサイエンス研究誌の第22巻第1号に掲載された。また、一人暮らしの在宅療養者の39名のインタビューは、この掲載された1事例に重ね合わせて分析し、今後、一人暮らしの在宅療養者の死を見据えた生活過程における思いの概念や概念図を作成予定である。 平成30年度は「一人在宅死を可能にする訪問看護アセスメントツール」を作成するために、訪問看護師に5件法でのアンケート調査を実施した。分析は終了したが、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響で学会が軒並みに中止されたため、来年度に発表を予定している。 令和元年の研究成果は7月21日に第32回日本看護福祉学会学術大会で約1時間の交流集会を行なった。テーマは「地域包括ケア時代の一人在宅死が可能な地域連携を考える」である。また、3年間の成果を集約し、「一人在宅死を可能にする訪問看護アセスメントツールの開発」という表題で令和2年3月に42頁の研究報告書を作成し医療福祉関係者に配布した。 上記の成果からの意義や重要性としては、交流集会や研究報告書の配布を行ったことで、医療福祉関係者の相互理解に繋がり、地域連携が促進することが考えられる。また、一人暮らしの在宅療養者を最後まで支える訪問看護アセスメントツールの開発により、自宅で一人暮らしの療養者が訪問看護を利用して最後を迎えられることは、満足感が高まる可能性がある。さらに、医療費の抑制に繋がることが考えられる。また、在宅看護学分野に学術的に寄与することができる。
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Research Products
(2 results)