2022 Fiscal Year Research-status Report
統合失調症者のきょうだいに向けた適応過程に基づいた教育プログラムの開発と検証
Project/Area Number |
17K12487
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
藤木 眞由美 目白大学, 看護学部, 准教授 (50527455)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
風間 眞理 目白大学, 看護学部, 教授 (20347371)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 家族看護 / 精神看護学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、統合失調症者を抱えるきょうだいが、統合失調症者とのかかわりで生じた葛藤から生活を再構築する過程(適応過程)を明らかにする。そして、きょうだいの生活の質を高められるよう、適応過程に基づいた教育プログラムを開発することである。 実施計画は、統合失調症者とのかかわりに適応しているきょうだいにインタビュー調査をし、統合失調症者を含めた家族関係、統合失調症者とのかかわりで生じた葛藤、葛藤から生活を再構築する過程、その過程で影響を与える要因などから、統合失調症者のきょうだいの適応過程を明らかにする。その結果を基に、統合失調症者のきょうだいに向けた教育プログラムを開発をすることである。 2022年度は、2020年度から引き続きインタビュー調査の分析をおこない、本研究に関連する研究テーマ「精神障害がきょうだいのキャリアに与える影響」について、投稿できるように論文をまとめることや教育プログラムの方法の検討をする予定であった。研究時間を確保できなかったため、文献検討が十分に行えなかったことが、論文をまとめることができなかった要因の1つであった。研究の実績としては、精神障害者をきょうだいにもつ兄弟姉妹の会の会報誌などを読み、精神障害のある方をきょうだいに持つ方々のつらさ、苦悩や兄弟姉妹の会の存在の意味など、現状についての把握に努めた。教育プログラムの方法の検討の準備として、研究データの読みなおしを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究が遅れているのは、研究時間を確保できなかったことが主な要因である。 Covid19の影響で授業や実習への対応で時間を費やした。そして、2年間欠員分の教員が充足され、教授を迎え新体制となったが、教育方針や方法を確認しながら行うことに時間を費やした。
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Strategy for Future Research Activity |
教育プログラムを考案することを目標に、投稿にむけて論文をまとめる。 教員の体制が3名体制となり、円滑とは言い難いがこれまでよりは研究時間を確保しやすくなると考える。共同研究者と同じ環境であるため、時間を捻出して分析途中の論文2つについて投稿にむけて取り組み、教育プログラムの考案につなげる。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、Covid19の影響があり研究を予定通りに遂行できなかったこと、また海外の学会などの参加計画も中止ししたため予定予算額より実支出額が低くなった。 使用計画は、研究を遂行し、教育プログラムの考案にむけて必要な備品の購入が見込まれ、分析内容を論文にまとめる際のネイティブの翻訳、別刷また海外学会に参加できるようであれば参加をすることなどに用いる。
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