2021 Fiscal Year Research-status Report
炎症性腸疾患患者のストレス不適応に対するストレスマネジメント介入
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17K12488
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Research Institution | Fukuoka International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
黒木 司 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 准教授 (50536894)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂田 資尚 佐賀大学, 医学部, 講師 (50404158)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 炎症性腸疾患 / ストレス / マインドフルネス |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究計画】 ①マインドフルネス介入を行った後、②~③のデータを取り、評価を行う。②神経・内分泌・免疫系測定(外来受診時、10分間の安静臥床後に採血(診療に必要な採血と一緒に行うことにより患者の負担を最小限にする)を行う。③ストレス対処やQOLに関する質問紙調査:慢性疾患self-efficacy尺度(16項目)、コ・ヒアレンス感(13項目)、日本語版自覚ストレス調査票(JPSS)(14項目)、東大式エゴグラムⅡ(TEGⅡ:53項目)④疾患に関する評価項目(患者のみ)。マインドフルネスは専門の医師・臨床心理士が関連施設で行う。1回につき2時間実施し、計6回行う。 【2021年度に実施した内容】 目標となる対象数を確保するために、上記の計画を実行する予定であった。昨年と比較して、COVID-19の感染対策で関連施設の出入は緩和されつつある。しかし、介入を個室で1回につき2時間行うため、参加者が参加を控える傾向が続いている。現在も関連施設(病院)ではCOVID-19対策は行われているため、参加者に対策内容を丁寧に説明して理解を得る必要がある。今後も安全の確保を行いながら介入の計画を進めていく予定である。 対象者の公募については、上記の理由で十分に集まっていない。そのため、公募だけではなく、個別に声をかけるなどの工夫を行い、対象者の確保を行う予定である。また、関連団体などにも声かけを行い、働きかける規模を拡大する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年と同様にCOVID-19の影響により、介入の実施と新規参加者の確保が難しくなっている。今後は、COVID-19の感染状況を把握しながら、参加者の安全を確保した状況で研究を進めていく必要がある。また、働きかける規模を拡大する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
計画された内容に加えて、以下の点に留意しながら実施する。 ①新規参加者の募集は、CVID-19の感染状況を把握しながら、研究関連施設と連携して新規参加者を募集する。募集する際には、感染防止等の安全を確保した上で行うことを伝える。 ②研究の実施については、感染防止の対策が行われている施設でマスクを使用して介入を行う。介入を行う際には、体温等のチェックを行い、本人に体調不良がある場合は直ちに中止する。 ③働きかける規模を拡大する。
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Causes of Carryover |
【次年度使用額が生じた理由】対象者数が目標数に達しておらず、結果を分析するために必要な諸経費を一部使用していない。 【使用計画】 ①必要文書(説明書、同意書、アンケート)の作成費用。②採血関連用品の購入費用。③血清の分析費用。④論文の投稿費用に使用する予定である。
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