2019 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of a collaborative system with a parents' group centering on facilitator training for hikikomori support
Project/Area Number |
17K12495
|
Research Institution | Niigata Seiryou University |
Principal Investigator |
斎藤 まさ子 新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (50440459)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 恵子 新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (10410250)
田辺 生子 新潟青陵大学, 看護学部, 助教 (30524722)
内藤 守 新潟青陵大学, 看護学部, 准教授 (80410249)
小林 理恵 新潟青陵大学, 看護学部, 助教 (80581420)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | ひきこもり家族会 / ファシリテーターの体験 / 保健所調査 / ファシリテーター学習会 / 家族会と地域連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究発表、論文投稿、家族会に関心のある人を対象とした学習会、学習会での使用、およびひきこもり家族や支援に関わる人々、一般の読者を対象としたテキストを作成し配布した。 1.2019年8月第25回世界心身医学会議(ICPM2019)で研究班それぞれが専門領域の視点から調査結果を発表した。2018年に新潟県内の保健所を対象に全数調査を実施した「新潟県の行政機関に勤務する保健師によるひきこもり支援の現状」、ひきこもり支援者を面接調査した「ひきこもり支援の体験」、65歳以上の年金生活者でひきこもりを抱えた高齢者を面接調査した「長期にひきこもる子を支える高齢化した親の体験」、ひきこもり経験者の声を掲載する雑誌の内容を分析した「ひきこもり経験者の人とつながる体験」、ひきこもり親の会の代表者に面接調査し分析した「ひきこもり親の会の代表者の体験の様相」の5点を発表した。2.論文投稿は、「ひきこもり支援者の体験と求める支援」「社会とつながりつつあるひきこもり体験者の心理状態」「ひきこもり親の会のリーダーの内的体験からみえる支援の検討」の3点を新潟青陵学会誌に投稿し掲載された。3.2019年11月に新潟県、新潟市共催で実施した「ひきこもり親の会に関連したひきこもり支援学習会」を2日間にわたり実施した。2日共参加が10名、1日参加が6名であり、アンケート結果から、会への関心の高まりが顕著にみられた。4.テキストは「ひきこもり家族会と地域との有機的な連携構築に向けて」と題して、ひきこもりの概要、9年にわたる研究班の研究概要、主として新潟県内で実施されている自助、行政によるひきこもり家族会のリーダーが執筆した会の活動紹介、研究者による家族会と地域との有機的な連携構築の姿の提案などを盛り込み、学習会に使用するとともに、新潟県内のひきこもり支援機関(教育、保健、福祉・就労など)を主に約500か所に配布した。
|
Research Products
(10 results)