2021 Fiscal Year Research-status Report
在宅死を迎える患者を支援するために必要な看護能力に関する研究
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17K12508
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Research Institution | Himeji University |
Principal Investigator |
鈴木 千絵子 姫路大学, 看護学部, 教授 (30563796)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 在宅死 |
Outline of Annual Research Achievements |
「在宅死を迎える患者を支援するために必要な看護能力に関する研究」において、訪問看護師による在宅死を可能にする看護支援とは何か、人を看取るための看護のあるべき姿を明らかにすることを目的に取り組んでいる。 2021年度においては、前年度からの質的研究をもとにした34項目からなるアンケート調査を、北海道から沖縄までの全国の訪問看護ステーションから無作為抽出し1500か所に調査依頼し、回答のあった237か所から1032名分のアンケートを収集することができた。 現在分析中である。新型コロナ感染症の影響を受け、それぞれの訪問看護ステーションが大変な状況にある中での対応を余儀なくされ、研究としては予定より1年以上遅れている。 2022年度においては、アンケート調査結果について公表し、在宅死を可能にする看護能力について明らかにしていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査においては、新型コロナ感染の影響拡大により、調査協力者である訪問看護ステーションおよびそのスタッフが多忙となりデータの収集に時間がかかった。 また、研究者自身もコロナ感染症拡大により、仕事の環境が大きく変わり、通常業務以外の仕事が多忙化し、研究活動が滞った。
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Strategy for Future Research Activity |
訪問看護師による在宅死を可能にする看護能力(支援)とは何かについて、アンケートによる調査項目のデータがそろったため、前年度に引き続いて分析を行い、その結果を公表していく予定。
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Causes of Carryover |
アンケート調査のデータ収集に時間がかかったために、アンケート入力のアルバイトの人件費が発生した。
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