2017 Fiscal Year Research-status Report
Development and effectiveness verification of sleep support system using sleeping sound in workplace
Project/Area Number |
17K12524
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
中田 ゆかり 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (30647615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 尚登 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50166724)
角谷 寛 滋賀医科大学, 医学部, 特任教授 (90362516)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 快眠音 / 労働者 / 睡眠支援 / 職域 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究者は以前の研究において、職域での一次予防として保健師による睡眠健康教育を実践し,平日の睡眠時間の増加に成功した。しかし,寝つくまでの時間(睡眠潜時)や睡眠効率においては有意な結果が得られなかった。睡眠障害は睡眠の量だけでなく,睡眠の質の改善も必要となっており,この部分が課題として残された。本研究では,この課題を解決するため,1)職域における快眠音を用いた睡眠支援システムを開発し,労働者の睡眠の質を向上させ,2)身体センサーを活用して身体的・精神的健康面での効果を検証することを目的とする。 1)滋賀医科大学 睡眠センターの専門家よりスーパーバイズを受け,「快眠音システム」メーカーと連携しながら,快眠音を用いた睡眠支援システムを用いてデータ収集することとした。 2)海外で開発された身体センサーを用いて「快眠音システム」メーカーの協力により、睡眠状況(就寝時間,起床時間,睡眠時間,睡眠効率,睡眠潜時)が測定・確認できるよう,データ収集システムを構築した。 3)研究対象者に対し,書面にて本研究の趣旨や目的,研究への協力は任意であり,結果の如何により,個人が不利益な対応を受けることがないこと,プライバシーは守られること,などについて十分な説明を行い,同意を得た。一人当たり10晩のデータを収集するにあたり、快眠音と無音のランダム化割付を行った。なお,介入・ランダム化割付を行うに当たり,大学病院医療情報ネットワーク(UMIN-CTR)に登録を済ませている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は、①快眠音を用いた睡眠支援システムの開発、②通信機能付携帯活動量計を用いた睡眠測定システム構築、③研究の同意取得とランダム化割付、を予定していた。 ①については、当初の予定通り、滋賀医科大学 睡眠センターの専門家よりスーパーバイズを受け、「快眠音システム」開発メーカーの協力を得ることができた。そのシステムを活用して睡眠支援を行うこととなった。 ②については、当初は通信機能付携帯活動量計を用いて睡眠を測定することとしていたが、「快眠音システム」開発メーカーの機器を用いて睡眠測定することに変更した。 ③については、予定通り研究の同意取得とランダム化割付を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、快眠音を用いた睡眠支援システムの介入とデータ収集、平成31年度は①データ分析・効果評価,快眠音を用いた睡眠支援システムの精練、②研究成果報告書と企業・研究対象者へのフィードバック、を予定している。 すでに快眠音を用いた睡眠支援システム介入を開始しているが、まだ予定の被験者数には至っていないため、現在も同時進行でリクルートを実施中である。
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Causes of Carryover |
平成29年度は、平成30年度から実施する快眠音システムを用いた介入研究の開始のための打ち合わせや情報収集を目的とした学会参加のための旅費(230千円)、統計解析のための物品購入(481千円)、その他事務用品等の購入(74千円)のために助成金を使用した。 平成30年度は、研究で使用する快眠音システム利用における契約金(500千円)、研究協力者への研究機器の送料(300千円)、謝金(300千円)を使用する予定である。
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