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2020 Fiscal Year Research-status Report

看取りのパンフレットを用いた終末期在宅ケアモデルの開発

Research Project

Project/Area Number 17K12527
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

熊谷 有記  佐賀大学, 医学部, 准教授 (10382433)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 室屋 和子  佐賀大学, 医学部, 准教授 (50299640)
田渕 康子  佐賀大学, 医学部, 教授 (90382431)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords看取りのパンフレット / 在宅ケア / 生活の質
Outline of Annual Research Achievements

2020度には、がん患者の家族と非がん患者の家族間で看取りのパンフレットを使用する際の困難度が異なる理由や、看取りのパンフレットを使用する際に行っている具体的な工夫点を踏まえたパンフレットの効果的な使用方法を明らかにするために、内諾を得られたインタビュー調査対象者と日程を繰り返し調整していたが、新型コロナウイルス感染の影響でインタビューができなかった。
そこで、2018年度に実施した全国の訪問看護ステーション管理者に対する調査結果の一部を日本緩和医療学会に投稿し、現在in pressの状態である。その内容は、①パンフレット使用頻度が、がん患者の家族で95.1%、非がん患者の家族で76.8%、②使用時の考慮点は、両患者家族共に84%以上占めたのが「家族の心配や不安の程度」「家族の在宅死の希望」「患者の在宅死の希望」、③渡す時期では「(最期の)1週間から1か月」が最も多く、その割合は、がん患者の家族で56.8%、非がん患者の家族で63.4%、④渡す時期の決定に難しさを感じている割合は、がん患者の家族で59.6%、非がん患者の家族で69.7%である。
がん患者の家族と非がん患者の家族とで、看取りのパンフレットを渡す際の困難な割合が異なる程度は、余命の予測が非がん患者では難しいこと、死別に対する家族の心の準備の程度が異なることが推察される。今後、がん患者の家族と非がん患者の家族に渡すパンフレットが異なる可能性や、非がんの多様性を考慮して調査を行うことを研究者間で検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染拡大予防のために、質的研究に対して内諾が得られた対象者への対面式インタビューを実施できなかったことにより、計画遂行が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルス感染対策の状況を踏まえて、インタビュー調査への実施時期および実施方法を検討する。

Causes of Carryover

前年度に実施する予定であったインタビューを実施する予定である。そのため次年度は、インタビュー調査に関する旅費、データ入力などに研究費を使用する。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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