2018 Fiscal Year Research-status Report
Promoting Healthy Eating Habits for the Youths through Social Media in Japan and Sweden
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17K12549
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
渡辺 昌子 東邦大学, 看護学部, 助教 (90405613)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 大学生 / 食生活 / 健康教育 / スウェーデン / スマートフォン / ソーシャルメディア |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、これまでに引き続き、大学生を含む青年期住民の食生活改善に関わる各国の政策と先駆的な取り組みについて文献検討を行い、現状把握と概念分析を行った。また、国内において実施した、大学生を対象とするスマートフォンアプリケーションソフトとソーシャルメディアを活用した食事記録作成の研究について、グループ内でのコミュニケーションのプロセスに関する質的分析を行った。その結果について、第77回日本公衆衛生学会(開催地:仙台、発表題目:Qualitative analysis of experiences of college students through creating the dietary diaries via social media)、22th East Asian Forum for Nursing Scholars(開催地:シンガポール、発表題目:Learning from Peers: How college students’ interactions through social media develop empathy and new perspectives on their eating habits)にて発表し、今後の論文作成および海外における調査実施に向けて示唆を得た。また、写真データから得られた大学生の食生活の実態および食事記録作成による変化の過程について栄養学的な分析を実施中である。年度内にUniversity of Gothenburg(スウェーデン)における研究会議を計画していたが、先方の研究機関の人事異動等の理由により実現させることが出来なかったため、次年度以降に現地で研究を実施するための研究計画書および協力依頼文書、倫理審査に向けた書類作成等を行い、今後の研究実施に向けた準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
年度内にUniversity of Gothenburg(スウェーデン)における研究会議を計画していたが、先方の研究機関の人事異動等の理由により実現させることが出来なかった。この会議は、今後現地の大学生を対象とした調査を行うために重要な会議である。この点に関連して、今後の研究計画に支障が出ないよう、すでに次年度のスケジュールを調整して実現に向けて動いている。その他の点に関しては、ほぼ計画通り研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は引き続き文献検討を行い、国内および海外における青年期の食生活改善に関する研究を精査しつつ、本研究を遂行するための示唆を得る。本研究をスウェーデンで実施するためには同国の研究機関との連携が不可欠であり、引き続き University of Gothenburgの研究者と緊密に連絡を取りながら、現地における研究計画の共有と実施のための具体的な手順について確認し、調査のための準備を行う。国内の調査に関しては、国内の研究者と協議の上、調査項目および分析方法について修正の有無を確認するとともに、スマートフォンアプリケーション会社と連携を取り、実施に向けた準備を行う。また、すでに実施した国内の調査について論文執筆を行う。
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Causes of Carryover |
年度内にUniversity of Gothenburg(スウェーデン)における研究会議を計画していたが、先方の研究機関の人事異動等の理由により実現させることが出来なかったため、旅費および謝金の使用金額に大幅な変更が生じた。この会議は、今後現地の大学生を対象とした調査を行うために重要な会議である。次年度は現地における研究会議を実現させるために調整を進めており、計画に沿った研究経費の使用を遂行できる予定である。
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Research Products
(3 results)