2020 Fiscal Year Research-status Report
独立型訪問看護ステーション看護師による精神障害者の退院直後集中支援モデルの開発
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17K12596
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
嶋澤 順子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00331348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 まり 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (50323407)
大澤 真奈美 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (50331335)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 精神障害者 / 訪問看護ステーション / 退院直後支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
精神障害者支援実績のある独立型訪問看護ステーション看護師による精神障害者の退院直後期間の集中支援内容と支援対象者の地域生活実態を調べ、成果が確認できた看護支援方法を明らかにすることを目的に実施している。 2019年度に、5か所の訪問看護ステーションの協力を得て調査し、10事例についてデータ取集を行った。研究全体の位置づけとしては、次のとおりである。 本調査は、独立型訪問看護ステーション看護師による精神障害者の退院直後集中支援モデルを開発することを目的とする研究(研究1研究2で構成する)の、研究1である。研究1では、訪問看護師による精神障害者退院直後期間の効果的な支援内容を質的に明らかにすることであり、その結果を用いて、研究2で支援モデルを作成する。 研究デザインは記述的質的研究である。そのため、2019年度には、上記対象者に対し、半構造化面接調査を実施し、詳細なデータを得た。2020年度は、それらのデータ分析を進め、約半分が終了した。分析結果の一部をとりまとめ、2021年度開催の日本地域看護学会第24回学実集会一般演題に応募している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度に行う予定であったデータ分析が予定通り進まなかった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う所属大学での業務量拡大も一因である。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度に収集したデータの分析を継続する。7月までにすべての分析を終了し、研究2を推進する。すなわち、精神障害者支援実績のある独立型訪問看護ステーション看護師による精神障害者の退院直後期間の集中支援モデルの開発である。学外の共同研究者とは、オンラインでの会議を実施し、頻繁に情報交換、検討ができているため、分析を進めることができる。感染拡大状況を鑑みながら、集中して分析を進めるセミナー会議も開催して行きたいと考える。
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Causes of Carryover |
研究推進が予定通り進行なかったため、期間延長とした。 データ分析のための会議における旅費や、分析作業に必要な消耗品購入のための費用とする。
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