2022 Fiscal Year Annual Research Report
Promoting decision-making and fostering social capital for a healthy final stage
Project/Area Number |
17K12603
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Research Institution | Seisen University |
Principal Investigator |
安孫子 尚子 聖泉大学, 看護学部, 教授 (20635205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三徳 和子 兵庫大学, 看護学部, 教授 (60351954)
巽 あさみ 人間環境大学, 看護学部, 教授 (90298513)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 元気高齢者 / 人生の最終段階 / 意思決定 / 保健師 / 健康教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,高齢者が健やかな老年期を過ごすために必要な人生の最終段階の医療とケアの意思決定の推進を図るとともに,その意思決定を支えるために地域におけるソーシャルキャピタルの醸成を目指して,元気高齢者を対象とした保健師が行う健康教育プログラムの開発を行うことである。 最終年度の2022年度は,コロナ禍で進んでいなかった対象者を交えた研究データの再確認とプログラムの骨子について検討を行った。対象者を高齢者としていることから,当初計画していたプログラム開発後の高齢者への実施による検証までは至らなかった。 2017年度から2022年度に渡って取り組んだ研究内容は,元気高齢者を対象にした人生の最終段階の医療とケアに関する意思決定に関連する項目(属性,医療に関する知識,最終段階に自分自身に起こる身体的な変化の知識,人生の最終段階で大切にしたいと思う項目)についての横断研究を行い,高齢者の実態を把握した。また,地域で元気高齢者の健康づくり支援を行う保健師に対して,高齢者が人生の最終段階の医療とケアの意思決定を促進するための取り組みについてグループフォーカスインタビューを実施し,質的に分析したのちに,高齢者の実態とともに健康教育プログラム項目とその内容について検討した。これらの研究結果については,国内外の学会で発表し,論文としても発表している。研究をすすめるにあたって,コロナ禍による対象者へのアプローチが困難となり,高齢者への研究実施に時間を要した。2023年からは分類変更もあり,研究計画期間では実施できなかった健康教育プログラムの実施とその検証について取り組み,プログラムの精練を行う。
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Research Products
(1 results)