2019 Fiscal Year Annual Research Report
Graph and Matroid Decomposition
Project/Area Number |
17K12639
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
平石 秀史 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 助教 (70795335)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | グラフ・マトロイド分解理論 / 量子アニーリング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、Isin模型上の計算アルゴリズムに関し、昨年度に引き続きグラフ分解理論を用いたParameterized Algorithmの開発を行い、国際学会The 22nd Korea-Japan Joint Workshop on Algorithms and Computationで口頭発表を行うと同時に、19th Asian Quantum Information Science (AQIS)でポスター発表を行った。これらの研究成果を元に、木分解上でのIsing模型上の量子アルゴリズムを開発し、現在投稿準備中である。また、グラフ上の計算問題の量子アニーリングへの変換手法を、同AQISでポスター発表を行った。また、Ising模型の一般化であるTutte多項式の基礎的な性質であるLog-concavityに関して計算機実験を行い、国際学会 The 11th Hungarian-Japanese Symposium on Discrete Mathematics and Its Applicationsで口頭発表を行った。 また、昨年度に投稿し採択された、グラフ分解を用いたTutte多項式計算アルゴリズムの計算量解析の精緻化に関する研究、および表現可能マトロイドの特徴づけに関する研究が、論文誌 The IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences で各々出版された他、Tutte多項式の特殊ケースであるグラフ向き付けの数え上げ・列挙の問題に関する研究成果を 国際学会 X Latin and American Algorithms, Graphs and Optimization Symposium において口頭発表を行った。
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Research Products
(7 results)