2019 Fiscal Year Annual Research Report
Constructing location models for evacuation planning
Project/Area Number |
17K12641
|
Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
東川 雄哉 兵庫県立大学, 社会情報科学部, 准教授 (20749486)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 動的フローネットワーク / 施設配置問題 / 最大後悔最小化 / アルゴリズム / 避難計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,災害時の交通渋滞や不確実性を考慮した避難施設配置を行うことが出来るモデルの構築である.本年度の主な成果は以下の 3 件である. (1) 動的フローパスネットワークにおける平均避難時間最小化型施設配置問題に関する学術論文を執筆し,査読付国際論文誌 Theoretical Computer Science, Elsevier に採録された.本論文は,査読付国際会議 The 29th International Workshop on Combinatorial Algorithms (IWOCA2018) の特集号への招待論文であり,同会議で発表された結果を改善している.なお,本研究課題の昨年度の成果として,同問題に対するさらに高速なアルゴリズムが得られているが,基盤となるアイデアが全く異なるため本論文には収録されていない. (2) 動的フローサイクルネットワークにおける最大後悔最小化型施設配置問題に関する学術論文を執筆し,査読付国際会議 The 15th Annual Conference on Theory and Applications of Models of Computation (TAMC 2020) において発表された. (3) 動的フローネットワークモデルに基づく施設配置問題に関する既往研究を網羅したサーベイ論文を執筆し,査読付国際学術誌 The Review of Socionetwork Strategies, Springer に採録された.本論文は,当該分野における世界初のサーベイ論文であり,当該分野の発展に寄与することが期待される.また,本論文で総説されている内容は本研究課題による成果を含んでいるので,本研究課題による成果を発信する意味においても大きな意味を持つ.
|
Research Products
(8 results)