2017 Fiscal Year Research-status Report
Modeling, Design and Implementation of Heterogeneous Opportunistic Urban Sensor Network using Garbage-collecting Trucks as Communication Backbones
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17K12677
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
陳 寅 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任助教 (60773124)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | mobile ad hoc network / sensor network / automotive sensing / smart cities / coverage / delay |
Outline of Annual Research Achievements |
1.自動車を用いた都市センシングについて、関連研究の調査を行なった.欧米や中国をはじめとする各国では、交通情報や環境監視など様々な研究が行われているが、その中で、日本の清掃車の様に、ゴミ収集のためにほぼ毎日町を巡回し、時空間カバレッジが確保できる車両が少ないことが判明した. 2.車載センシングシステムのカバレッジ性能を評価するために、時空間カバレッジ(tempral-spatio coverage)の定義を提案した.本定義の有用性を証明するために、我々が開発した藤沢市の清掃車センシングシステムから得られた移動軌跡データを用いて、当システムのカバレッジ性能を評価した.三日間で、町の三分の二をカバー出来ることを示した. 3.実験システムの開発も進めている.特に、設置型と車載型のハードウェアのWi-SUN FANの通信モジュールを開発し、大学のキャンパスでの実験により検証した. 4.性能評価の分析モデルを確立した.当モデルは確率幾何の理論を生かし、移動ネットワークにおける送信機会を予測する.今後、開発したシステムのルーティングアルゴリズムの設計と性能評価に使う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究開発の調査、開発、実験準備及分析は全てスムーズに進んでいる.本年度で、ジャーナル論文誌1編、国際学会1編、国内研究会1編を発表したと共に、他の1編のジャーナル論文誌を作成し、投稿した.
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Strategy for Future Research Activity |
前年度の研究に基づき、ルーティングアルゴリズムの設計を行う.また、開発したプロトタイプのシステムを藤沢市の清掃車に実装し、実証実験を行う.さらに、実験から得られたデータを分析し、遅延や容量などの性能を評価する.最後に、PM2.5やカメラなどのセンサーを導入し、大気汚染モニタリングやゴミ排出量センシングなどのアプリケーションも開発する.
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Causes of Carryover |
H29年度、国際学会に投稿した論文が1本採択されなかったため、計画した学会発表はできなかった.その論文を直して、別の学会に投稿する予定である.
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Research Products
(3 results)