2019 Fiscal Year Research-status Report
Improvement of security and efficiency of identity-based encryption schemes resilient to key leakage
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17K12697
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| Research Institution | The University of Electro-Communications |
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Principal Investigator |
渡邉 洋平 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (40792263)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | 暗号理論 / IDベース暗号 / 鍵漏洩耐性 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成31年度 (令和元年度) は，(A) IDベース暗号 (Identity-Based Encryption: IBE) において，新たな漏洩耐性を持つ方式の提案，および (B) その他の漏洩対数を有する暗号技術である鍵更新可能検索可能公開鍵暗号 (Key-Updatabale Public-Key Encryption with Keyword Search: KU-PEKS) に関して主に研究を行った．より具体的な説明を以下に示す．
(A) 秘密鍵を生成する機関であるKey Generation Center (KGC) に対して，その秘密鍵生成に必要なマスター秘密鍵が漏洩した場合 (またはKGCを攻撃者と想定した場合) の安全性を定式化し，その具体的な実現方法を示した．本成果は査読付国際会議にて論文発表を行っており，現在完成度を挙げたものを国際論文誌に投稿中である．
(B) 前年度に査読付国際会議で発表した内容にIoT環境での利用を想定した実装を行う等を加え，完成度を上げた論文が査読付国際論文誌に採録された．
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は当初Leakage-Resilient IBE (LR-IBE) に関して着手する予定だったが，LR-IBEに関する既存研究はいくつも知られているが，KGCに対する鍵漏洩耐性を有するIBEの研究は数少ないため，最終目標である「新たな鍵漏洩耐性をもつIBEの定式化」に向け，LR-IBEではなくKGCへの鍵漏洩耐性の研究を優先した．結果として，最終目標に向けては順調に進展していると判断したため，上記の評価とした．
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| Strategy for Future Research Activity |
最終目標である「新たな鍵漏洩耐性をもつIBEの定式化」に着手すると共に，Revocable IBE (RIBE), Key-Insulated IBE (KI-IBE) に関しても高安全化および高効率化に向けて現在進めている研究課題があるため，それらの成果を国際論文誌に投稿する計画である．
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| Causes of Carryover |
本年度は計画を一部変更して研究を進め，LR-IBEの研究を翌年度に行うこととしたため，前年度から繰り越したLR-IBEの発表及び情報収集のための旅費を再び翌年度の旅費として計上することとした．
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