2018 Fiscal Year Annual Research Report
Multi-neuronal recording analysis of rodent cortex to reveal neural basis of default mode network
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17K12703
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
齊木 愛希子 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 特別研究員(PD) (00779051)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | デフォルト脳活動 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
デフォルト脳活動は安静時に大きな活動を示す脳活動であり、近年さまざまな精神疾患との関連が指摘され、正常な精神活動の維持に不可欠な脳活動であると考えられている。この脳活動はげっ歯類においても存在することが近年示されたが、「課題時と比較した安静時の活動」としての報告はほとんどなかった。そこで本課題では、課題遂行中のげっ歯類からの多領域マルチユニット記録を行い、課題遂行時と比較して安静時に活動が高まる脳部位を細胞・脳活動ネットワークレベルで明らかにすることを目的とした。
頭部固定下のマウスにおいて課題遂行時と安静時を区別できる新規課題の構築と、安静・課題遂行時を明瞭に区別するための運動量の定量化方法を確立した。マウスに音と光の提示と同時に運動を開始させ、光提示中は運動し続ける課題を行わせた。さらに、マウスの前肢に筋電図を埋め込み、運動開始前に筋活動を検出した場合はトライアルを中止するフィードバックを行うことで、運動開始前に安静時を作り出すことに成功した。
今後この課題と実験手法を用い、デフォルト脳領域とみなされる領域とそれ以外の脳領域から同時に脳活動を記録することで、マウスにおけるデフォルト脳領域の探索と、脳活動と行動との関連性が検討可能となった。さらに麻酔下動物における4カ所からの多領域マルチユニット記録に成功したため、今後は無麻酔下での多領域記録を行い、デフォルト脳領域の細胞レベルでのネットワーク活動を明らかにしたい。
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