2017 Fiscal Year Research-status Report
アクティブラーニング型オンラインFDプログラムの開発と評価
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17K12941
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 塁 東京大学, 教養学部, 特任助教 (50755816)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 高等教育 / アクティブラーニング / e-learning / FD |
Outline of Annual Research Achievements |
オンラインにおける FD(Faculty Development)プログラムの提供を目的とし、当該年度はオンラインにおけるアクティブラーニングを実現する Web システム「LearnWiz」を開発した。 また、当該 Web システムを活用した FD ワークショップを実施し、質問紙調査を通してシステムおよびワークショップに関する評価を行った。その結果、当該システムを活用した FD ワークショップは高く評価され、オンラインにおける FD プログラムの有用性が高いことを示唆する結果となった。 これまで FD は対面で行われることが主であったが、オンラインでの FD が実現できるようになると、専門家が不足している現状でも、実質的な FD を実現できると考えられる。 上記の結果を論文としてまとめ、日本教育工学会論文誌に採択された。 今後は、開発した Web システムを活用した FD プログラムの充実を図り、その効果測定を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オンラインにおける FD を実現するために必要不可欠な Web システムを開発した。また、当該システムを用いたワークショップを実施した上で、システムおよびワークショップの評価を行った。システム開発およびワークショップの実施および評価が計画通りに進んで知るため、上記の区分で自己評価を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
教員の教育活動を変えるためには、長期的に関わり、提供するプログラムがアクティブラーニング型であることが有効であるといわれている。そこで、これまでは、1回のワークショップの実施と評価であったが、今後は、当該システムを活用した、長期的に受講者と関わるオンライン FD プログラムの開発および実施を行っていく。
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Causes of Carryover |
Web システムの開発の費用が当初の計画よりも少額ではあるが低く抑えられた。 次年度にて行われるであろうシステムの修正にその額を利用したほうが、より良いシステムになると判断したため、次年度使用額が生じた。
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