2019 Fiscal Year Research-status Report
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17K12950
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
豊田 哲也 青山学院大学, 理工学部, 助教 (30650618)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 教育工学 / メディアの活用 / 教育・学習支援システム開発 / 単語分散表現 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,能動的な学習を支援するための学習ログ管理システムの構築と,ここから得られたデータを分析することによって学習者の学習プロファイルを獲得するための研究を進めている.2019年度では,引き続き日本語教育を対象とした研究を実施し,まず,Web資源から日本語学習者向けの日本語語彙問題の自動生成に関する研究に取り組んだ.これは,学習者がWebページを閲覧した際に,ブラウザ上で動作する辞書機能と,その情報をe-learningシステムに記録する仕組みを構築し,ここで得られたデータを単語分散表現を用いて類語を取得し,語彙問題を自動生成する仕組みである.Web上で収集した語彙情報と,関連する類語をもとに問題を自動生成したところ,既存の問題と遜色ない問題生成が可能になったことを確認した.また,学習者の学習プロファイルを獲得する研究の一環として,学習者情報に関するクラスタリング手法を確立させた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実施に当たって,学習リソースの構築に関する研究が思った以上に捗らなかった点と,単語分散表現による語彙問題自動生成のチューニングに思った以上に時間を要してしまったため.
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度であったが,思った以上の成果が得られなかったため,期間の延長を申請した.期間延長は受理されたが,新型コロナウィルス感染拡大に伴う自粛期間が続いており,研究活動再開の見通しが現時点ではたっていないが,速やかに残りの研究課題を遂行していく予定である.
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Causes of Carryover |
研究活動を思ったように勧められなかったため,次年度に予算を繰り越して使用することとした.予算にはPC購入費や別刷の費用等に充てることを想定している.
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