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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Effect of senior sports on locomotor function and muscle in the elderly

Research Project

Project/Area Number 17K13124
Research InstitutionTokyo Denki University

Principal Investigator

石原 美彦  東京電機大学, 未来科学部, 助教 (40761557)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords加齢 / 骨格筋 / シニアスポーツ / 身体活動量 / 高齢者
Outline of Annual Research Achievements

超高齢社会に突入した日本では、介護・寝たきりなどのサポートが必要される人口が増加している一方、活動的なシニア世代の人口も増えており、特にアクティブなシニア層の増加は昨今の医療費増大などの高齢者人口の増大に伴う諸問題への解決策として期待される。申請者はどのような運動・スポーツの量・強度・頻度が日本における介護・寝たきり予防に効果的であるのかを明示することを最終目標として、スポーツを定期的に行なっている高齢者を研究対象とした研究に着手し始めた。
今年度は昨年度までの継続で横断データおよび、縦断データの収集を行った。これまでと同様のシニアサッカー愛好家と地域在住の歩行習慣がある60歳以上の高齢者を対象に、これまでの測定と同じ測定を実施し、日常身体活動の量や強度の変化と筋厚・体力テストの結果の変化の関連性について検討した。
主な結果は次の通りである。日常身体活動について、シニアサッカー愛好家の歩数は、地域在住高齢者よりも平均3000歩程度多く、縦断的に見てもこの差の程度の変化はなかった。中高強度以上の活動時間も同様で平均10程度多く、縦断的な変化の差の程度も変わらなかった。とりわけ、地域在住高齢者では、中高強度活動時間は平均20分程度であり、そのうち高強度が5分に満たなかったが、シニアサッカー愛好家では、20分程度の高強度活動時間が含まれていた。
その他、シニアサッカー愛好家の縦断的変化について、筋厚や筋力で若干の低下傾向にあった。特に、膝伸展の等尺性最大筋力や、大腿部前面後面ともに内側の筋厚が他の部位に比べて低下傾向が大きかった。また体組成に関しても骨格筋量の低下が見られた。このことから、シニア層でのスポーツの実施は、日常身体活動の強度の確保が可能であるが、加齢による筋量・筋力・筋サイズの低下は抑制できない可能性が示唆された。

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Published: 2021-01-27  

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