2017 Fiscal Year Research-status Report
Representation of Authenticity in Cambodian Touristic Dance and its Compromise
Project/Area Number |
17K13127
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
羽谷 沙織 立命館大学, 国際教育推進機構, 准教授 (10576151)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | カンボジア / 古典舞踊 / 観光 / 妥協 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度、産前産後休暇または育児休業の取得(2017年10月13日から2018年3月31日)のため研究実績なし。2018年2月9日、本課題研究の補助期間延長の承認取得。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2017年度、産前産後休暇または育児休業の取得(2017年10月13日から2018年3月31日)のため研究実績なし。2018年2月9日、本課題研究の補助期間延長の承認取得。
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Strategy for Future Research Activity |
産前産後休暇または育児休業(2017年10月13日から2018年3月31日)を経て、2018年4月から復職・本課題研究の再開。本年度は当初の計画に沿って、滞りなく研究調査を進めたい。平成30年度は、観光地シアム・リアプに点在する観光舞踊の実態調査を行い、①舞踊教育と②舞台演出の特性を聞き取り調査を通して明らかにし、RUFACと比較するためのデータを揃える。現地調査は、研究協力者のDr.Samの助言をふまえて訪問施設の選定をし、平成30年9月および平成31年2月(各およそ3週間)に行う。1.カンボジアおよび東南アジアの舞踊、観光、文化政策に関する文献の収集・整理・分析。2.シアム・リアプの民間舞踊学校における舞踊教育の特質に関する調査、Cambodian Apsara Dance School, Navutu Dreamsを含め約20校にて調査。教師、生徒を対象。制度的側面(団体の設立年、設立目的、場所、指導者の舞踊歴、授業料、教員数、生徒数、生徒年齢、教員給与、舞踊家の社会的地位)。舞踊教育の側面(技能継承の教授法、演目、教育内容、稽古場の環境)。公演の側面(公演場所、施設規模、演目の種類、公演時間、公演料、公演回数、観客の属性、舞踊家を派遣する商業施設との関係性)。3.シアム・リアプの商業施設における舞台演出に関する調査。施設のジェネラルマネージャー、従業員、観客を対象。環境的側面(施設の種類、会場の規模、屋内・野外、観客の数、観客の属性)。演出の側面(公演時間、公演目的、演目の種類、振付家、衣装、照明、音響、演奏者、歌い手)。観客の側面(年齢、国籍、性別、職業、鑑賞目的、鑑賞後の感想)。4.研究の成果発信として比較教育学会(6月)東洋音楽学会(11月)、舞踊学会(12月)で発表、いずれかの学会誌へ投稿する。
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Causes of Carryover |
産前産後の休暇または育児休業の取得(2017年10月13日から2018年3月31日)にともない本研究課題の延長を申請し、平成30年2月9日に承認を得た。2018年度の使用については、研究計画にもとづきながら執行する。予算は、おもにカンボジア現地調査(年2回)および学会発表のための渡航費として使用する。
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Research Products
(2 results)