2019 Fiscal Year Research-status Report
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17K13161
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Research Institution | Shizuoka University of Welfare |
Principal Investigator |
太田 洋一 静岡福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (60551760)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 不器用さ / 巧みさ / 素早い力発揮 / RFD |
Outline of Annual Research Achievements |
全身運動における身体的な「不器用さ」は、縄跳びが出来ないや球技が苦手であるなど、遂行しようとする運動の可否によって評価されることが多いが、具体的に運動に関わるどのような能力の不足が、正確な運動遂行の達成を阻害しているかについては不明な点が多い。本年度では、昨年度実施した素早い力発揮との関連の実験の継続および、RFD-SFが特定の力発揮強度における素早い力発揮能力の評価指標となるか否かについて検討を行った。その結果、RFD-SF算出方法と同様の手法で特定の力発揮強度での素早い力発揮能力の評価は困難であると示唆された。また、一般成人の全身運動における身体的な「不器用さ」を評価するために用いられる指標の比較のための調査を行った。指標の比較として大学生版運動不振尺度と、大人の発達障害に関する運動の基礎調査アンケートを実施した。また、「不器用さ」は全身的な体力とも関係することから、これらのアンケートの結果と自律神経機能も含めた身体機能との関係も検討していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
投稿論文が当初の予定より査読に時間がかかっているため。また、新型コロナ感染症により、予定していた測定ができなくなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
測定の実施については、感染症対策をした上で実施していく。
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Causes of Carryover |
論文の査読の遅れにより、掲載費やオープンアクセス費が計上されなかったため。
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