2017 Fiscal Year Research-status Report
占領期の日本本土における駐留米軍のスポーツ活動と日本のスポーツ活動への影響
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17K13162
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Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
熊澤 拓也 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 助手 (70793818)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 占領期 / 駐留米軍 / 米軍基地でのスポーツ / 中四国でのアメリカンフットボール |
Outline of Annual Research Achievements |
占領期の日本本土における駐留米軍のスポーツ活動の実態を明らかにすべく、2017年8月6日から28日まで、米国国立公文書館新館(National Archives and Records Administration Ⅱ)で駐留米軍の各基地・各部隊の月例・年次報告書などを収集した。具体的には米国陸軍第8軍資料(Record Group 338)と米国極東軍資料(同554)に収録されている、神戸基地、府中基地、江田島基地、横浜司令部などに駐留した各部隊の月例・年次報告書などである。 これらの史料によって、上記の全ての基地でアメリカンフットボールを含む様々なスポーツ活動が行われていたことが明らかになった。神戸や東京、横浜などで駐留米軍がスポーツを行なっていたことは既に知られていたが、これらの基地・部隊での具体的なスポーツ活動の実態が明らかになるのは管見の限りこれが初めてである。また、今回明らかになった江田島におけるアメリカンフットボールの活動は、広島のみならず中国・四国地方で行われたアメリカンフットボールの活動として管見の限り最も古いものである。この活動が現在の中国・四国地方におけるアメリカンフットボールの活動の端緒となった可能性もあり、その意味でこの新事実は、占領期の駐留米軍のスポーツ活動が日本のスポーツ活動に与えた影響を明らかにすることを最終的な目的としている本研究において大きな意義をもつ。 今後も引き続き、米国国立公文書館新館に所蔵されている米国陸軍第8軍資料(Record Group 338)などを調査し、横浜や大阪に駐留した各基地・各部隊の月例・年次報告書などを収集する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は2017年9月と2018年3月に約3週間ずつ史料調査を行う予定だったが、前任校での海外研修の引率と、現任校の採用面接の為の上京、現任校採用に伴う引っ越し等が全て2018年3月に重なり、同時期に予定していた史料調査を行うことができなかった為。
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Strategy for Future Research Activity |
毎年8-9月と2-3月に約3週間ずつアメリカ国立公文書館新館で史料調査を行うという基本的な方針は変わらない。但し、既に一度史料調査に行けなかったことや、今後も同様のことが起こり得ることを踏まえ、1年間研究期間を延長することも検討する必要がある。この点については、新任校での初年度を終える平成30年度末に最終的な判断をする予定である。
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Causes of Carryover |
当初は2017年9月と2018年3月に約3週間ずつ史料調査を行う予定だったが、前任校での海外研修の引率と、現任校の採用面接の為の上京、現任校採用に伴う引っ越し等が全て2018年3月に重なり、同時期に予定していた史料調査を行うことができなかった為。
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