2021 Fiscal Year Research-status Report
占領期の日本本土における駐留米軍のスポーツ活動と日本のスポーツ活動への影響
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17K13162
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
熊澤 拓也 東洋大学, ライフデザイン学部, 講師 (70793818)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 占領期 / 駐留米軍 / 米軍基地 / 基地文化 / アメリカンフットボール / Stars and Stripes |
Outline of Annual Research Achievements |
占領期の日本本土における駐留米軍のスポーツ活動の実態を明らかにすべく、2021年8月から9月にかけて3週間ほど、アメリカ国立公文書館新館(National Archives and Records Administration Ⅱ;メリーランド州カレッジパーク市)にて、アメリカ陸軍史料Record Group 407:アメリカ陸軍戦時機関資料など、同館に所蔵されている占領期に日本本土に駐留していたアメリカ陸軍の各基地・部隊・都道府県軍政部の年次・月例報告書などを閲覧・収集する予定であったが、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響で、同館が頻繁に閉館していたり、非常に厳しい入館人数の制限を設けていたりした事から史料調査が実施できなかった。 そこで当初の計画を変更し、これまで計4回、通算12週にわたって同館で収集した史料の翻訳作業を進める事にした。具体的には、同館で撮影した史料のJPEGファイルをPDF化し、PDF化したファイルにOCR処理を施し、OCR処理した文章をAI翻訳ソフトを用いて翻訳した。その結果、約3,000のJPEGファイルがPDF化され、OCR処理され、そのうち約1,000のファイルの翻訳を終えた。今後も翻訳作業を継続するとともに、来年度以降、史料収集が再開できた場合は、新たに収集した史料のJPEGファイルに対してもPDF化・OCR処理・AI翻訳を進めていく。その上で、最終的にはそれらのファイルを統合し、一括で単語検索がかけられるデータベースを構築する事で、いつでも必要な情報を探し出せるようにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初2021年8月から9月にかけての3週間ほどアメリカ国立公文書館新館(National Archives and Records Administration Ⅱ)で史料調査を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が原因で実現できなかったことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年8月から9月にかけて行う予定であった、約3週間のアメリカ国立公文書館新館での史料調査を、2022年8月から9月にかけて行う。もしまた新型コロナウイルス感染症の世界的大流行などの理由で調査の実施が難しければ、時期を遅らせての実施も視野に入れて検討している。これまでは陸軍史料の資料調査を行なってきたが、次回の資料調査中に陸軍史料の資料調査が完了した場合には、海軍史料の資料調査に着手する予定であり、既に同館海軍史料担当のアーキビストとはやり取りを行なった。
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Causes of Carryover |
当初、2021年8月から9月にかけて3週間ほど、アメリカ国立公文書館新館にて史料調査を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行が原因で実現できなかったことによる。 代わりに、2022年8月から9月にかけて約3週間のアメリカ国立公文書館新館での史料調査を行う予定である。もしまた新型コロナウイルス感染症の世界的大流行などの理由で調査の実施が難しければ、時期を遅らせての実施も視野に入れて検討している。 これまでは陸軍史料の資料調査を行なってきたが、次回の資料調査中に陸軍史料の資料調査が完了した場合には、海軍史料の資料調査に着手する予定であり、既に同館海軍史料担当のアーキビストとはやり取りを行なった。
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