2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K13164
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Research Institution | Josai University |
Principal Investigator |
篠原 康男 城西大学, 経営学部, 助教 (50755535)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 疾走速度変化 / 数式化 / 加速 / パワー発揮 / 技能と体力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,走運動におけるパワー発揮能力の評価およびその評価手法を確立することである。本年度は,加速疾走時のパワー発揮に関するトレーニング方法に関して,昨年度に検討を進めた,異なる傾度での加速疾走時における疾走速度変化と力およびパワーに関する研究を中心に,論文投稿の準備を進めた。準備を進める中で,研究協力者と結果に関する解釈や考察について意見交換を行ったが,その際の議論の方向性をもとに修正を進めた結果,追加で分析を実施する必要が出てきた。そのため,これまでに分析してきた観点に加えて,さらにデータの分析を進めつつ,論文の推敲を行うこととなった。具体的には,パワー発揮特性に関する分析項目だけでなく,疾走速度変化の局面構成に関する分析項目(局面の長さ等)についても追加で算出・分析した。これらを踏まえ,異なる傾度での加速疾走時のパワー発揮について,改めて検討を進めた。論文全体の結論としては,昨年度と大きく変わらないものの,論文全体の完成度を高めるための作業や論文推敲が難航したため,昨年度中に論文投稿をすることができなかった。現在も分析と論文推敲を進めており,これまでに参照していた文献とは別の参考文献も確認しつつ,研究協力者との意見交換を実施している。次年度には,論文の完成およびその完成度を高めるために,学会への参加や研究協力者との対面ミーティングなどを通じて,着眼点や論の展開について精査する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は昨年度に検討を進めた,異なる傾度での加速疾走時における疾走速度変化と力およびパワーに関する論文投稿準備を実施した。しかし,論文推敲を進める中で,追加の分析を行う必要が生じ,論文投稿の準備が難航した。そのため,当初予定していた論文投稿スケジュール通りに進めることができなかった。現在,研究協力者との意見交換や新たな参考文献の確認などを通じて,論文の推敲を進めており,引き続き投稿準備を進めている。以上のことを踏まえ,遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は,昨年度に検討を進めた,異なる傾度での加速疾走時における疾走速度変化と力およびパワーに関する研究を中心に,論文投稿の準備を進めた。しかし,準備を進める中で,投稿論文の完成度を高めるための作業が難航し,昨年度中に論文投稿をすることができなかった。これらを解決するために,特にデータの分析やその方向性に関して,学会への参加や研究協力者との対面ミーティングなどを通じて,これまでの考えや論展開を精査する機会とすることを考えている。そして,引き続き,これまでに得られた他の検討に関する結果と合わせて,本研究の目的達成を目指す。
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Causes of Carryover |
繰り越した助成金は,論文投稿にかかわる費用として,論文投稿費用や英文校正費用,論文掲載料として計上することを予定していたが,論文投稿の準備が難航してしまったため,これらの費用が繰越金となった。繰り越した助成金については,当初の予定通り論文投稿の準備費用として使用するだけでなく,論文投稿の準備および論文の完成度を高める目的で参加する学会の参加費用や,研究協力者との対面でのミーティングに関わる費用としても使用する予定である。
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Research Products
(1 results)