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2017 Fiscal Year Research-status Report

運動パフォーマンス向上のための脂質を用いた新たな栄養学的介入方法の開発

Research Project

Project/Area Number 17K13188
Research InstitutionThe University of Shiga Prefecture

Principal Investigator

東田 一彦  滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (50634466)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords高脂肪食 / 骨格筋 / ミトコンドリア / マウス
Outline of Annual Research Achievements

初年度は、高脂肪食摂取を中断することで骨格筋のミトコンドリアが低下する速度について検討を行った。5週齢のC57BL/6雄性マウスを普通食群および高脂肪食群に分け、それぞれの食餌で4週間飼育した。その後、高脂肪食群の一部のマウスには解剖の3日および7日前から普通食を摂取させた。食餌介入終了後、骨格筋を摘出し骨格筋のミトコンドリアタンパク質及びミトコンドリアDNA数を測定した。
普通食群と比較して、高脂肪食を4週間摂取したマウスの骨格筋では、ミトコンドリアタンパク質とミトコンドリアDNAコピー数が高値であった。ミトコンドリアの電子伝達系を構成するタンパク質の発現量は、高脂肪食摂取の中断により急速に低下したのに対し、脂肪酸酸化酵素の低下速度は緩やかであった。一方、ミトコンドリアDNAコピー数は高脂肪食摂取の中断後少なくとも1週間は高いレベルを維持していた。これらの結果から、ミトコンドリアを構成するタンパク質含量は、先行研究と同様に、高脂肪食摂取によりぞうかするものの、高脂肪食の中断後数日で元のレベルに戻ることが明らかとなった。さらに、高脂肪食摂取中断後の低下速度は、ミトコンドリア構成成分によって異なる可能性が示された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

初年度に計画していた研究内容をすべて遂行することができた。
また、研究結果を投稿中であり、査読も含めて順調に進捗している。

Strategy for Future Research Activity

2年目の研究については実験を進めている。
現時点では計画通り進捗しているため、特に研究計画を変更する予定はない。

Causes of Carryover

翌年度分を前倒し申請したが、試薬の輸入に想定外の日数がかかることが
判明したため、未使用とした。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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