2020 Fiscal Year Research-status Report
ヒトの動作に着目した新たなスマートヘルスサービスの効果検証
Project/Area Number |
17K13207
|
Research Institution | Hokkaido University of Science |
Principal Investigator |
加藤 士雄 北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (40760260)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 遠隔運動指導 / ヘルスケア / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度みられていたモーションキャプチャ後にCGを再生して動作分析に用いるプロセスで見られていた不具合について解消した.その後,予定していた高齢者を対象とした運用試験の実施については,COVID-19の蔓延に伴い検証の実施を見送った.代替の検証として,健常者を対象に様々な動作をカメラで撮影した場合とIMUを用いたモーションキャプチャで計測し,IMUを用いる利点と課題について検討した.結果としてIMUを用いたもののほうが物体による死角が生じないことや自由な視点で見えるため,家屋内や職場などでの動作を計測して分析する場合には有効な手法である可能性が考えられた.一方で,ノイズの影響を取り除くことが課題として考えられた.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の蔓延により,健常者や高齢者を対象とした検証を実施できていない状況であった.
|
Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の状況を踏まえ,検証人数を縮小し,感染予防策を十分に考慮した上で実際の動作指導を実施する.
|
Causes of Carryover |
学会発表や論文発表を実施できなかったため,差額が生じた.また,予定していた検証が実施できていなかった状況もあり,謝金などの支出で差額が生じた.最終年度は学会発表と論文投稿,および検証時の消耗品・謝金の支出に充てる.
|