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2019 Fiscal Year Research-status Report

バイオバンクの品質管理とその情報を利用したパーソナルヘルスケア予測システムの構築

Research Project

Project/Area Number 17K13211
Research InstitutionGihu University of Medical Science

Principal Investigator

竹田 真由  岐阜医療科学大学, 保健科学部, 講師 (00423054)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2021-03-31
Keywordsバイオバンク / 品質管理
Outline of Annual Research Achievements

一般社団法人 健康科学リソースセンター(Resource Center for Health Science:RECHS)では、平成22年に設立され約3000人以上の人間ドック受診者から同意を得て、高品質なバイオリソース(BR)の保存と暦年的な健康情報のデータベース化を行っている。データベースには人間ドックの受診者の健康診断結果に加え、食習慣調査やストレス調査など、設問紙を用いた解析結果が入力されている。
これまでの研究では、BRが保管された年数によって生じる測定値の変動、つまり初回の検査結果と保管されたBRの測定値がどのように変動しているのか、保管状況の影響について検討を行ってきた。その結果、中性脂肪(TG)については大きく変動していること、総タンパク(TP)については変動が殆ど見られないことが分かった。そのため、同じ被検者のサンプルをさらに1年間保存した場合のデータを取得し確認したところ、中性脂肪(TG)など、大きく変動していた測定項目についても変動が見られなかった。この原因として、サンプルを出庫してから測定を行うまでの輸送は同じ時間であったが、到着してから測定を行うまでの時間が違っていることが確認された。翌年も同じ被検者のサンプルを融解後30分以内に測定した結果、初回の測定値から大きく変動していないことが確認された。すなわち、バイオバンクのサンプルを取扱う際に、研究で使用する側への注意喚起を要すると考えられた。
これらの結果より、今回の検討では出庫から測定までの時間について条件設定を変えて測定を行い、バイオバンクの取扱いについてのマニュアル作成のデータを取得した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究を遂行する時間を確保できなかったことが挙げられる。
また、異動に伴い1月以降、より時間を取ることが困難となった。

Strategy for Future Research Activity

本年度は藤田医科大学での業務を行いながら、可能な時間を本研究の時間に充てていく。バンクのマニュアル作成には着手しているもののシステムの構築については、まだ追いついていない状況である。システム作成者と話し合いながら進めていく計画である。

Causes of Carryover

研究活動に遅れが生じており、延長することとなった。
異動先の藤田大学にて本年度も研究を継続する。使用内容はマニュアル作成について必要なデータ取得を行うための試薬や消耗品、システム構築を行うためのデータ収集のソフトや保管用のハードディスク等を予定している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] バイオバンクにおけるバイオリソースの取扱いとマニュアルの検討2019

    • Author(s)
      竹田真由
    • Organizer
      日本臨床検査自動化学会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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