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2019 Fiscal Year Annual Research Report

An Expanded Ideological Research on the Reconstruction of Hasidic Tradition, and the Modern Jewish Renaissance Movement

Research Project

Project/Area Number 17K13338
Research InstitutionDoshisha University

Principal Investigator

平岡 光太郎  同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (00780404)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywordsユダヤ思想 / マルティン・ブーバー / シャイ・アグノン / ゲルショム・ショーレム / ハスィディズム / ユダヤ・ルネサンス
Outline of Annual Research Achievements

2019年度4月から7月までは、8月のエルサレムでの研究調査の準備期間として、青年期ブーバーのハスィディズム受容、シャイ・アグノンの聖性理解、ゲルショム・ショーレムによるブーバーの聖性理解批判などを資料調査した。
2019年8月から9月まで、エルサレムに研究滞在した。エルサレムの国立図書館にて、アグノンの著作における聖性理解に関わる資料を取集し、調査した。これにより、アグノンが特に、ヘブライ語の聖性について言及が多いことが明らかになった。「アグノンの家」博物館を訪問し、研究部門責任者のRabbi Jeffrey Saks氏と会い、アグノン著作における聖性について意見を交換した。国立図書館では、ブーバーが若かりし頃に読んだ『ベシュトの遺言』の複数の版を調査した。通常広まっている版とブーバーが読んだ版のあいだに違いがあることを発見した。これにより、ブーバーによるテクストの誤読、またテクスト内容の意図的な変更ではなく、彼による逐語的な翻訳の結果だったとことが明らかになった。ヨナタン・メイール教授と会い、『ベシュトの遺言』の複数の版について、またブーバーの読解と翻訳について意見交換した。
2019年10月から10月に、本年度の研究成果をまとめ、日本ユダヤ学会2019年度学術大会にて「マルティン・ブーバーとゲルショム・ショーレムによる聖性についての論争――ハスィディズム理解を中心に」の題目で研究発表した。
2019年11月から2020年3月まで日本ユダヤ学会での研究発表をまとめ、学会誌に投稿した。
2020年3月に、ブーバーの聖性受容に関する公開講演会を企画したが、新型コロナウィルスが原因のため、これを2021年3月に延期した。

  • Research Products

    (4 results)

All 2019 Other

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] マルティン・ブーバーのシオニズム理解の特徴 -「神権政治」と「聖性」理解を中心に-2019

    • Author(s)
      平岡光太郎
    • Journal Title

      京都ユダヤ思想

      Volume: 第7号(2) Pages: pp.154~166

  • [Journal Article] アグノンとブーバー ―ある友情の物語、あるいは『ハスィディズム集成』の発端と結末2019

    • Author(s)
      ダン・ラオール(翻訳:平岡光太郎・小野文生)
    • Journal Title

      京都ユダヤ思想

      Volume: 第7号(2) Pages: pp.268~335

  • [Presentation] マルティン・ブーバーとゲルショム・ショーレムによる聖性についての論争――ハスィディズム理解を中心に2019

    • Author(s)
      平岡光太郎
    • Organizer
      日本ユダヤ学会2019年度学術大会
  • [Remarks] ユダヤ研究(平岡光太郎)

    • URL

      https://oryhira.blogspot.com/

URL: 

Published: 2021-01-27  

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