2021 Fiscal Year Research-status Report
科学の源流と形而上派詩人たち- 17世紀英文学と磁力
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17K13409
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
松本 舞 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 助教 (00754326)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 錬金術 / 磁力 / 終末思想 / 体内磁力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2017年度に開始し、4年後の2020年度に終了する予定であったが、Covid19の影響により、2021年度の国際学会がすべて開催中止になっため、1年間の延長を申請した。2021年度の研究において、初期近代英国における科学思想と英文学作品の関係をまとめる予定であった。しかしながら、COVID19は収束せず、2021年度も渡航を中止せざるを得なくなり、現地での調査を行うことができなかった。また、イギリスおよびアメリカでで予定されていた国際学会(The Vaughan Association, Renaissance Studies など)が軒並みに中止となり、海外の研究者との研究会の実施も中止せざるを得ない状況となった。そのため、すべて来年度に繰り越すこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
海外での研究発表、資料収集が不可能であったため、海外渡航費を使用することができなかった。そのために、2021年度の予算を2022年度に延長することを申請し、許可された。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年5月に開催予定である、The Vaughan Association の国際学会、および2023年3月に開催予定である、Renaissance Studies Americaの国際学会に参加し、海外の研究者との共同研究の検討、意見交換等を行う。また、本年度が最終年度となるため、これまでの研究成果をまとめ、国際誌に発表を行う。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの国際的な蔓延により、海外渡航費を使用することができず、その結果を発表することができなかった。本年度は、17世紀の英文学研究を行う国際学会 Hiroshima Association Renaissance Studiesにて若手研究者とともに、国際学会発表の開催を試みる。また、体内磁力という新たな研究課題にとりくみ、最終的に、終末思想における科学思想の論考をまとめる。また、ヘンリー・ヴォーンの宗教的立場と科学の関係を再度考察し、まとめたものを『キリスト教辞典』に掲載する
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