2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of an evaluation index for Japanese people's "explanation" in contact situations with foreigners
Project/Area Number |
17K13483
|
Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
柳田 直美 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 准教授 (60635291)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 異文化間コミュニケーション / やさしい日本語 / 接触場面 / 言語的調整 / 説明 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,日本人が外国人に口頭で「説明」を行う場面について,外国人側の評価の観点と「説明」の言語形式やコミュニケーション方略の関連を明らかにし,「説明」を行う際に有効な「説明」の言語形式やコミュニケーション方略の学習を支援するためのツールを開発することである。 本科研の延長申請を行って6年目となった令和4年度は,これまでの研究成果にもとづく研究成果の公開,および開発した支援ツールを用いた支援プログラムの実践を全国各地で行い,フィードバックを得た。 研究成果の公開については,待遇コミュニケーション学会2022年春季大会(於:オンライン)において,「接触場面のコミュニケーション方略を母語話者はどのように学習するか」というタイトルで招待講演を行い,「接触場面におけるコミュニケーション方略を母語話者はどのように学習するか―自治体における非母語話者窓口対応の縦断調査から―」が『待遇コミュニケーション研究』20巻に掲載された。また,2022年度日本語教育学会秋季大会(於:オンライン)において,「自治体職員対象やさしい日本語研修の実践報告―書き換えの変容に着目して―」を発表した。 支援ツールを用いた支援プログラムの実践については,これまでに引き続き,自治体等の協力のもと行った。プログラムを実施した自治体等は栃木県国際交流協会,静岡県浜松市役所,東京都葛飾区役所,学習院大学,新潟県新潟市役所,新潟県柏崎市役所,板橋区文化・国際交流財団,東京都小金井市役所,神奈川県横浜市鶴見区役所である。また,板橋区文化・国際交流財団「やさしい日本語」普及のためのハンドブックの監修,神奈川県横浜市鶴見区役所新規職員向け「やさしい日本語研修」動画教材の制作を行った。 また,研究成果発信のための一般市民向けウェブサイトを新たに構築した。
|
Research Products
(10 results)