2018 Fiscal Year Research-status Report
英文自動評価システムを用いたフィードバックの明示性に関する研究
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17K13511
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
小林 雄一郎 日本大学, 生産工学部, 助教 (00725666)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 自動採点 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、当初の研究計画にのっとり、英文の自動採点および自動フィードバックの予備的な実験を行った。具体的には、日本人英語学習者の発話の自動評価を行うとともに、自動評価に効果的な特徴量(言語項目)のリストを複数用意し、個々のリストを用いた結果の比較を行った。なお、この研究は、その一部がAsia-Pacific Corpus Linguistics Conference (APCLC) 2018 (17-19th, September, Takamatsu City, Japan)において発表済みであり(Yuichiro Kobayashi, Yusuke Kondo & Mariko Abe, "Predicting EFL learners’ oral proficiency levels in monologue tasks")、2019年度以降も継続して発表していく予定である。また、これまでの英文の自動採点および自動フィードバックの代表的な研究・前衛的な研究に関する文献を網羅的にレビューした原稿を執筆し(小林雄一郎・石井雄隆「英語ライティング指導のための自動フィードバックシステムの開発に向けて」)、査読付きジャーナルへの掲載が決定している(2019年6月刊行予定)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「研究実績の概要」にも書いたように、当初予定したペースで研究発表・論文刊行ができたため、「おおむね順調に進展している」と判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年以降も、当初の予定にのっとり、英文の自動採点および自動フィードバックに関する研究を行う。その際、使用するデータセットは、これまでに用いたものよりも大きなものを使用し、より一般化できるモデルの構築を目指す。なお、データの収集自体は完了しているため、必要な前処理や頻度集計を行うことで、新たなデータが実験に使用可能である。
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Causes of Carryover |
本務校において避けられない業務が発生し、当初参加予定であった海外出張をキャンセルせざるをえなかったため。 次年度に海外の学会発表に投稿し、成果を発表する計画である。
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Research Products
(14 results)