2020 Fiscal Year Annual Research Report
Basic study on modern existence product of Japan
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17K13531
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
板垣 貴志 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 准教授 (80588385)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 農業史 / 畜産史 / 和牛 / 家畜改良 |
Outline of Annual Research Achievements |
1、全国和牛登録協会保管資料(京都市) 2020年8月24-27日 第8回調査 2021年2月16日 資料借用 日本畜産の歴史および和牛界の歴史を語るうえで中核的な史料群である。とくに羽部義孝初代会長と、上坂章次2代会長の蔵書と史料の価値は極めて高く、また、『和牛』誌も戦後の推移を知る上で基礎的な文献となっている。本年度は、新型コロナの影響もあって現地調査が1回しか実施できなかったが、すでに概要目録、概要撮影は終了している。資料群は現在島根大学に借用し、詳細目録を作成中である。 2、島根県畜産技術センター保管資料(出雲市) 平井秀雄技師が収集して残した膨大な蔵書と資料群である。とくに『島根の畜産』が揃っているのは貴重と思われる。本年度は、『島根の畜産』の解読を進めた。 3、広島県畜産技術センター保管資料(旧農商務省七塚原種畜牧場/広島県庄原市) 古い文献は少数だが、1900年(いわゆる和牛維新)頃の洋牛導入期の簿冊が残されており貴重である。乳牛に関するモノ資料も豊富に残存しており、すでに全点撮影と保存処置を実施済みである。本年度は、資料の解読を進めた。 4、日本農業史学会大会での資料群紹介 2021年3月29日にオンライン開催された日本農業史学会大会シンポジウムにて、上記1~3の日本畜産史に関わる資料群の調査成果を紹介した。
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Research Products
(2 results)