2020 Fiscal Year Annual Research Report
Writing Culture in the Ottoman Empire: A Study of the Social and Aesthetic Changes in Ottoman Cultural Elites
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17K13550
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮下 遼 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 准教授 (00736069)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | トルコ文学 / トルコ史 / 世界文学 / トルコ文学(史) / トルコ文化史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究最終年度の研究実施項目は、近代トルコ語文学における「音声的美意識の変容:韻律から音節へ」、および本研究全体の成果発表であった。まず前者についてはチューリプ時代(1718-30年)の代表的詩人ネディーム、19世紀の詩人ナームク・ケマルによる音節詩である歌謡詩、および19世紀に古典詩の総括と再編を行ったズィヤー・パシャ、ナームク・ケマル、ファルク・ナフィズらの詩論分析を予定し、これについてはおおむね予定通りに実施した。そのうえでその成果については、「オルハン・パムク『無垢の博物館』における破滅と慰撫:イスタンブールの都市記憶と事物の愛の関連性について」世界文学会, 「崩壊と世界文学」第1回連続研究会, 於オンライン, 2020年12月12日; 「トルコ小説における父なし子:パムク『赤い髪の女』」中東現代文学研究会@京都大学, 2020年1月12日; 宮下遼「文学的題材としてのトルコ史の諸相:トルコ歴史小説小史」中東現代文学研究会公開講演会於京都大学, 2020年1月11日などの研究発表において一部、報告したほか、トルコ語そのものの分析についての成果の一部も『トルコ語』大阪大学出版会, 2021として出版された。一方、本研究全体についての成果発表は、新書としてまとめつつあり、2021年夏季までには中央公論社より出版される予定である。
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Research Products
(4 results)