2018 Fiscal Year Research-status Report
福島の沿岸漁業者が模索する「未来」に関する文化人類学的研究
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17K13590
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
高橋 五月 法政大学, 人間環境学部, 准教授 (50791084)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 文化人類学 / 福島 / 未来 / 水族館 |
Outline of Annual Research Achievements |
二年目である2018年度は、研究成果を査読付き論文として出版したことに加え、現地調査を1回、中間成果を国際学会で四度発表することができた。
6月には、香港で開催されたMeridian Summitにて、本研究のテーマである福島県沿岸における「未来」について報告し、パネリストや参加者とさまざまな意見交換をした。8月には、アメリカで開催されたAssociation for Asian Studies主催のワークショップにて、2017年度に行った現地調査をもとに執筆した論文を発表し、有益なフィードバックを得た。11月には、ふくしま海洋科学館で開催される世界水族館会議について、会議のテーマである水族館と海の「未来」について聞き取り調査および参与観察を行った。加えて、11月には、アメリカで開催されたAmerican Anthropological Associationの年次大会にて、中間成果の発表を行い、また調査成果を単著図書として出版するために出版社の編集者と意見交換をした。2019年1月には、研究成果を査読付き論文として学術論文「文化人類学」にて出版した。2019年3月には、アメリカで開催されたAssociation for Asian Studiesの年次大会で中間成果を発表した。ここでの口頭発表を通して、パネリストや大会参加者と福島の未来について様々な議論をし、次年度の調査研究を遂行する上で有益なコメントやクエスチョンをもらった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述の通り、2018年度は、研究成果を査読付き論文として出版できたことに加え、世界水族館会議での現地調査を行うことができ、中間成果を国際学会で四度発表することができた。以上ことより、本科研はおおむね順調に進展しているということができる。
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Strategy for Future Research Activity |
2017年度、2018年度の経験を生かし、3年目(最終年度)の研究を進める。最終年度である2019年度は、福島県での現地調査を行い、研究成果を単著図書にまとめ、アメリカの大学出版会に提出する予定である。
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Causes of Carryover |
2019年3月開催の国際学会と図書購入に関する精算が年度をまたいだため、当該経費が今年度の収支に反映されていない。それを加味すれば事実上0(ゼロ)である。
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Research Products
(5 results)