2019 Fiscal Year Research-status Report
福島の沿岸漁業者が模索する「未来」に関する文化人類学的研究
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17K13590
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
高橋 五月 法政大学, 人間環境学部, 准教授 (50791084)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 未来 / 漁業 / 福島 / 文化人類学 |
Outline of Annual Research Achievements |
三年目である2019年度は、これまでの研究成果を英語の単著図書として出版するため、主に関連文献を参考にしながら原稿を仕上げることを中心に活動した。5月末には原稿の初稿を仕上げ、University of Washington PressのEnvironmental Anthropologyシリーズに提出した。University of Washington Pressでは匿名の査読者2名による審査が必要であるが、査読者2名の選出が決定し、10月には査読審査の結果が出る予定であるとのことを編集者より報告を受けた。その後、予定通り10月に匿名査読者2名によるコメントを受け取り、11月には査読者からのコメントをもとにした修正指針を詳しく示したresponse letterを作成し、出版社宛に提出した。それ以降は主に追加の文献研究を行いながら、原稿の修正に取り組んだ。原稿の修正完了は2020年9月を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度は、研究成果を英語での単著図書原稿としてまとめることができ、また査読者、シリーズエディター、及び出版社のエディターからは概ねポジティブで有益なコメントを得ることができたことは本研究の最大の進展であった。調査者が2019年9月から2020年3月まで出産・育児休暇を取得したため、修正原稿の進捗状況は迅速とは言えないものの、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
調査者は2019年9月から2020年3月まで出産・育児休暇を取得したため、本研究期間を2020年度まで延長を申請した。2020年度は、研究成果を英語でまとめた単著図書原稿の修正を完成させる予定である。
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Causes of Carryover |
調査者が出産休暇・育児休暇を取得し、一時的に研究活動が行えなくなったため。
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Research Products
(1 results)