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2020 Fiscal Year Research-status Report

経済学者としての早川三代治を通した日本近代経済学発展史の研究

Research Project

Project/Area Number 17K13712
Research InstitutionSendai National College of Technology

Principal Investigator

宮崎 義久  仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (60633831)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords小樽商科大学 / 北海道大学 / 早川三代治 / シュンペーター / ワルラス / パレート / 近代経済学 / アーカイブ
Outline of Annual Research Achievements

早川三代治は,日本の近代経済学の学説・思想の研究および発展に大きく寄与した経済学者である。当時の著作や資料などを手がかりとして,早川の業績およびその成果や影響について明らかにすることを目的として,研究を進めてきた。現在,早川関連の資料は手紙や研究・講義資料をはじめとしておよそ1000点以上にもおよぶ追加資料が未整理の状態で小樽商科大学附属図書館に保管されている。
早川の手紙関係では,主に自らの論文抜き刷りなどの寄贈やその返礼に関するやりとりが残されていた。また,研究・講義資料は現在も整理中であるが,主に論文を執筆するにあたって必要なデータの入手や当時の経済学理論や経済学説を整理し紹介するために必要な講義資料などが豊富に残されていた。
その他,緑丘新聞の中で,早川三代治が自ら執筆した原稿などが見つかり,それらから自らの経済学へのスタンスなどを伺い知ることができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本年度は,昨年度からの延長で,当初の計画のとおり,早川三代治に関する追加資料の整理・電子化作業を進める予定であった。しかしながら,COVID-19(新型コロナウィルス感染症)の影響により,小樽商科大学附属図書館が学外者の立ち入りを禁止しており,図書館での作業を進めることができない状況が続いた。次年度もおそらくこの状況が継続することから,一部計画の見直しを迫られた。
そこで,本年度は既存の資料を整理しつつ,新たに緑丘新聞の記事などの詳細な分析を行い,早川関連の記事を中心に抽出する作業を進めた。

Strategy for Future Research Activity

次年度は現在までに収集できた資料の整理とディスカッションペーパーの作成を進めていくこととする。
仮に図書館を訪問することが可能になった場合には,追加で資料整理や公開についての準備を進めていく。

Causes of Carryover

本年度は,昨年度に引き続きCOVID-19の影響により,資料などが保管されている小樽商科大学附属図書館を訪問することがかなわず,当初計画していた作業を進めることができなかった。そのため,予算を次年度に繰り越し,さらに計画の一部見直しを図り作業を進めていくこととした。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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