2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K13798
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
濱田 知美 中部大学, 経営情報学部, 助教 (50760047)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 経営学 / 技術経営 / 研究開発 / 経営組織 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、研究所集約を行う予定の調査対象の企業において、研究開発部門に所属する研究員を対象に質問票調査を行い、統計解析を行う予定である。当該年度では、調査対象となる企業を訪問し、研究所集約前に、インタビュー調査を行った。調査対象は、研究開発部門のコミュニケーション促進政策を企画する担当者および研究員であり、企業内の部門が異なる研究員同士のコミュニケーションの現状や、企業のコミュニケーション促進のための政策、研究員の研究環境、および研究所集約の現状等に関する情報を収集した。質問票調査実施前にインタビュー調査を行うことで得られた情報は、調査対象の企業の現状把握および、質問票作成に生かした。 また、研究所集約の事前に研究員に配布するための質問票を作成し、企業の担当者と協働して精査及び確認を行った。質問内容は研究者の研究活動や行動特性、部署内外の同僚や上司・企業内外の研究者や顧客とのコミュニケーション、研究上の行動や性格の特性、異分野に対する関心や理解、研究の創造性や分野横断性、新製品開拓に対する意欲、職務満足等に関するものである。今後、これらの変数が研究所集約後にいかに変化するかを検証し、研究開発部門への大部屋制の導入効果を明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
質問票作成までは研究計画通りに進行することができたが、質問票調査の実施が、調査対象の事情により遅延している。今後計画が遅延することが予想されるが、研究計画全体の期間内での遂行には問題はないと思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、研究計画通りに質問票調査、特許データ収集、データの結合と解析を実施する予定である。 遅延している質問票調査は、企業の担当者を通じて調査対象の実施可能な時期を見計らい、調査対象の事情を鑑みながら、適切なタイミングで実施する。
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Causes of Carryover |
当該年度で質問票調査の実施が遅延したため、調査協力者に対する謝金の支払いが未実施である。次年度で調査を実施する予定である。
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