2020 Fiscal Year Research-status Report
ミクロデータを用いた入職経路の効果に関する比較分析
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17K13840
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
福井 康貴 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (20712839)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 経済社会学 / 社会階層論 / 転職 / 入職経路 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、経済社会学と社会階層論の立場から、日本の外部労働市場における入職経路の機能を多角的・多層的に明らかにし、再チャレンジが容易な外部労働市場の設計に対して有用な学術的知見を提供することである。 令和元年度は、平成31年度に引き続き「雇用動向調査」個票データの集計・分析作業を行ったほか、一般書籍において就職に関する章と転職・起業に関する章の分担執筆を行った(刊行時期未定)。また、プラットフォーム経済に関する研究を進め、オンライン・デイティングに関する共著論文を執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19への対応のため、集計・分析作業に十分なエフォートを割けなかったことや、国際学会での報告や学術論文掲載に至らない状態であるため、「やや遅れている」と評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
学術成果の公開に向けて、これまでの分析を取りまとめる。
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Causes of Carryover |
多くの学会がオンライン開催となったため、旅費に残額が生じている。旅費の一部は物品費として使用する予定である。
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