2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
17K13848
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
松木 洋人 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (70434339)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 不倫 / 浮気 / 姦通 / 歴史社会学 |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度である2017年度は、大正期から現代に至るまでの新聞記事を中心に、姦通・浮気・不倫言説のデータ収集を行った。また、収集したデータの分析をもとに学会誌への論文投稿を行ったが、掲載不可となったため、現在、再投稿中である。 また、本研究の方法論として重要な構築主義的家族研究について論文を執筆した(「家族社会学における構築主義的アプローチの展望:定義問題からの離脱と研究関心の共有」 『社会学評論』68(1): 25-37)。これは本研究における実際のデータ分析の準備作業として位置づけられる。具体的には、家族言説における概念使用の実践の研究を、家族の歴史社会学的研究として行うことの意義について論及した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新聞記事を題材として執筆した論文が掲載不可となったことは研究プロジェクトの進捗を停滞させる結果となった。また、当初の計画においては、2017年度にデータベースにもとづく雑誌記事の収集も行うはずであったが、こちらには着手することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、今年度は2017年度に実施できなかった雑誌記事の収集を実施する。また、やはり2017年度には実現できなかったデータ分析にもとづく論文の学会誌における掲載に向けて、積極的な論文投稿を行っていく。あわせてデータとなる書籍の収集にも注力したい。
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Research Products
(2 results)