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2020 Fiscal Year Research-status Report

冷戦期アジアにおける汎リージョナル・メディアの研究――PANA通信社を例に

Research Project

Project/Area Number 17K13864
Research InstitutionChubu University

Principal Investigator

岩間 優希  中部大学, 国際関係学部, 准教授 (00584096)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywordsジャーナリズム / アジア / メディア / 戦後 / 戦後史 / 報道 / 通信社
Outline of Annual Research Achievements

本研究における2020年度の研究計画は、PANA通信社のネットワーク11カ国のうち、スリランカ、インドを中心に調査することであった。これに基づき、下記の通り調査を行った。
(1)所属研究機関図書館のレファレンスサービスや「World Cat」、各国のインターネット・サーチエンジン、データベース等を利用し、該当国で刊行されたPANA通信社関連の書籍、記事、論文の所在について調査した。その上で、現時点で入手可能なものについては入手し、未入手のものについても各機関を通じて入手方法を探っている。その他、日本国内で刊行された当該時期のアジア史に関する先行研究を引き続き収集し、読み込みを行った。
(2)当時の関係者やPANA通信社のOBとのコンタクトを継続的に行い、公開情報からは得られなかった同社の業務実態や報道内容、人間関係などについても情報収集を行っている。上記の(1)で得られた情報と総合し、スリランカ、インドのPANA通信社の位置づけを、同時代の国際政治やメディアの状況に照らして考察したところである。
(3)文献収集自体は上記の2カ国を主軸としたものの、現地調査として昨年度に訪れたタイとラオスでの調査内容をまとめた。今年度実施する予定だったスリランカとインドの現地調査は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響のためできていない。

冷戦期アジアに広範なネットワークを築いたPANA通信社の実態を明らかにすべく、残された文献、写真等の資料と証言の双方を発掘し考察できたことが本年度の研究成果の意義である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

文献の所在調査と収集、翻訳等は可能な限りで進めているものの、現地調査が予定通りできていない国があるという点で、やや遅れている。現地調査が予定通り進んでいない理由は、新型コロナウイルス感染拡大のため海外渡航ができなかったためである。

Strategy for Future Research Activity

今後の推進方策の大まかな流れについては、当初の計画に変更はない。ただし、新型コロナウイルスの影響で現地調査ができないことについては、おそらく2021年度も状況は同じだと推察される。現地調査以外の面でできるだけ研究を進められるよう検討する。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた最大の理由は、新型コロナウイルス感染拡大のため、予定していた海外での現地調査ができなかったためである。しかし、2021年度にできる見込みも低いので、関連資料の購入など、できる限り有益なことに使用したい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ラオスのPANA通信社とTcheng-Tse Choen2020

    • Author(s)
      岩間優希
    • Journal Title

      アリーナ

      Volume: 23 Pages: p.702-707

URL: 

Published: 2021-12-27  

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