2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research on elucidation of self advocacy promoting factors by participatory survey
Project/Area Number |
17K13868
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
森地 徹 筑波大学, 人間系, 助教 (50439022)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | セルフアドボカシー / 参加型アクションリサーチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、知的障害当事者の参加による参加型アクションリサーチの実施を通して、セルフアドボカシーを当事者主体で進めるために必要となる条件、受けるべき支援の性質、展開の手順や留意点、活動において考慮されるべき点を明確にし、そのことを踏まえて知的障害当事者主体によるあるべきセルフアドボカシーの展開方法について、知的障害当事者とともに検討を図ったうえでその知見の普及を図ることとした。そしてその際に、調査を通してセルフアドボカシーを当事者主体で進めるための要素を明らかにすることとした。それらのことを踏まえた上で、平成30年度の研究の成果として、前年度に引き続きセルフアドボカシーグループの代表者2名に調査者として研究に参加してもらい、6月17日から9月27日にかけて広島県、富山県、大阪府、福岡県の4か所において24名のセルフアドボカシーのリーダーに対してインタビュー調査を実施した。なお、インタビュー内容については調査対象者の許可を得た上でICレコーダーで録音し、録音データについてはテープ起こしを行い内容の整理を行った。その結果、セルフアドボカシーグループのリーダーから、会に入ったきっかけ、会で行っていること、会の実施場所、会における役割、会の活動費、支援者の見つけ方、支援者がいてよかったこと、支援者がいて悪かったこと、会において楽しかったこと、会において困ったことに関して様々な意見を聞くことができた。これらの研究の成果と昨年度の研究の成果により、セルフアドボカシーを当事者主体で進めるために必要となる条件、受けるべき支援の性質、展開の手順や留意点、活動において考慮すべきことが明確になり、その結果を冊子化して配布することを通してその知見の普及を図ることができた。
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