2017 Fiscal Year Research-status Report
中山間地域で暮らす要介護高齢者の医療福祉ニーズに対する地域特性を勘案した支援方法
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17K13880
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
鈴木 裕介 高知県立大学, 社会福祉学部, 助教 (20612005)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 中山間地域 / 高齢者 / 医療福祉 / ソーシャルキャピタル / 主観的健康 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,中山間地域で暮らす要介護高齢者の医療福祉ニーズに対して,主観的健康感の向上と医療・介護の公的財源の効率的活用を志向した支援方法の構築を目的とする.高齢者の生活ニーズに関する研究は多く行われているが,中山間地域の医療福祉に着目した研究はわずかに散見されるのみである.中山間地域は,不足する社会資源,マンパワー,財源が不足しているため,社会的資源の充足を重点的に目指す支援計画は現実的ではない.そのため,地域の実情にそった支援方法を構築することが重要となる. これを研究背景として,多様な中山間地域の医療福祉ニーズに対応すべく,質的及び量的の双方研究方法を用いて,中山間地域で暮らす要介護高齢者の医療福祉ニーズとその関連要因を明らかにした.本研究は,これまでの研究(科研費若手B,課題番号26780314)を応用,発展させる研究である.これまでの研究では,本人が感じるニーズ,すなわちミクロレベルに焦点化して研究を進めてきた.この結果を踏まえ,発展させる内容は,医療福祉ニーズとソーシャルキャピタル等の地域レベルの要因との関連にも着目し,地域の特色を勘案した医療福祉ニーズに対する支援方法の構築を検討する. 今年度は,5市町村に住民基本台帳の閲覧を申請,承認を受けて,量的調査の対象者のリストを入手した.今後,リストを整理して量的調査の準備をする予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していたより,住民基本台帳閲覧の申請手続きに時間がかかったため.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,入手したリストを使用してアンケートによる量的調査を行い,分析を進める予定である.
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Causes of Carryover |
本年度量的調査を行う予定だったが,調査が行うことをができなかったため.
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