2019 Fiscal Year Annual Research Report
Participatory action research aiming to form a community care system on islands
Project/Area Number |
17K13887
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
川本 健太郎 立正大学, 社会福祉学部, 准教授 (80580662)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | アクションリサーチ / 社会的孤立 / 在宅ケアシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、新発田市社会福祉協議会との共同研究として①「社会的孤立の実態把握アンケート調査」の実施分析、及び、②「あんしんハンドブック 私の人生ノート」を刊行するに至った。①本調査は、新発田市における「社会的孤立」の実態把握を行うことを目的にした、市内65歳以上の独居高齢者を対象に全数訪問調査である。また、調査を通して、調査者である民生児童委員、町内会などの地域活動者と高齢者のつながりを育むことを実践的目的おいている。 本調査の実施に至るまで、1)民生児童委員、自治会町内会に対する福祉的教育機会の提供2)アンケート調査項目の共同作成3)アンケート実施体制の組織化を図り実行してきたアクションリサーチである。調査数2883件、調査者数(民生児童委員)108名となった。現在、調査結果の集計を終え、分析段階であるが、各地区(サービス圏域)ごとにフィードバックをしながら考察を深めていく計画をしている。 ②については、2カ年にわたり、自治連合会、民生児童委員、保健所、在宅医等の専門部会を立ち上げ、作成してきた成果物の一つである。本書作成の目的は、終末期ケアシステムの構築を図る上で、終末期の医療・保健、福祉の資源、および、地域住民の支え合い活動の実態及び有用性の調査考察を通し、資源と情報アクセスビリティの向上をはかるために作成したものである。また、コミュニティワークの実践ツールとして市民の「終末期」への関心を高めることにより、生前における地域福祉活動への参加を促すことを狙いとした実践的研究の成果である。 これらの取り組みは一連の地域福祉実践の戦略計画に位置付けることができ、プロセス、レレーションシップ、タスクの3つの観点から事例研究として成果を取りまとめていく予定である。
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Research Products
(2 results)