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2017 Fiscal Year Research-status Report

日常業務コミュニケーション場面における対人コミュニケーション・チャネルの検討

Research Project

Project/Area Number 17K13900
Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

横山 ひとみ  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任助教 (50638517)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2019-03-31
Keywords日常業務コミュニケーション / 対人コミュニケーション・チャネル
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、日常対面業務場面における在室者の対人コミュニケーション・チャネルの使用特徴を明らかにすることである。
本年度は、日常対面業務場面における在室者のコミュニケーション行動データのうち、複数人会話場面を抽出し分析を行った。なお、会話場面を抽出する際には1会話中に必ず3名の発言がある場面を選択した。これらのデータの中には、会話の種類の一つである雑談場面が含まれていたが業務場面に限定して分析を行った。また、対人関係性として、各会話におけるリーダーとフォロワーに着目して検討を行った。
そのために、まず対人コミュニケーション・チャネルとして、発話時間、発話回数、発話権獲得回数、他者から発話権を奪う回数等の各個人の特徴量を算出し、次にリーダーに対する各フォロワーの特徴量(e.g., フォロワーの発話量がリーダーの発話量を上回る割合)を算出した。加えて、従来のフォロワーシップ研究で重要であると考えられているフォロワーの特性である、積極性と独立性について主観的な評価を行った。
その結果、フォロワーに関して、積極性が高いフォロワーほど発話時間の割合が多くなることが明らかになった。さらに、独立性が高いフォロワーほど1分あたりの発話権継続時間(i.e., 5秒以上あるいは10秒以上継続して発話権を取得し続けている時間)が多くなる傾向が示された。また、積極性と独立性の両方が高いフォロワーは、リーダーと交互に発話権をとりあい、リーダーと発話権が連続する回数が多くなることが示された。
本研究発表によって、対人コミュニケーション・チャネルに関する研究を行う研究者と分析方法や評価方法について議論できたことは次年度の研究の精緻化に有益であった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は、研究実績の概要に示した内容、次年度のためのデータ化、分析を行うための事前準備に多くの時間を割いたため、想定よりも時間がかかってしまった。そのため、より多様な観点からの検討(e.g., 業務場面の会話の種類別、対人関係性)についての実施には至っていない。

Strategy for Future Research Activity

日常対面業務場面のコミュニケーションデータの取得数については十分である。現在データの分類や解析の方針は決まっているため、それに関するデータ化ができデータ数が確保できれば、研究成果を示すことは可能である。

Causes of Carryover

本年度は、研究実績の概要に示した内容と次年度の研究の精緻化、および分析を行うためのデータ化に多くの時間を割いたため、想定よりも時間がかかってしまった。
次年度は、データ化に関連する物品、効率的に作業を遂行するための分析補助者へのアルバイト代、成果の発表のために予算を執行する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] オフィス会話におけるフォロワーシップと音声的非言語特徴量の関連性の分析2017

    • Author(s)
      横山ひとみ、高島健太郎、藤田欣也
    • Organizer
      ヒューマンコミュニケーション基礎研究会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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