• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2017 Fiscal Year Research-status Report

合理的配慮に向けたレディネス形成のための発達障害理解教育モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 17K13913
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

西館 有沙  富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (20447650)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords発達障害理解教育 / 先行研究 / 交流 / 共同学習 / 疑似体験
Outline of Annual Research Achievements

予備研究として、発達障害理解教育に関する先行研究を取り寄せ、これまでに用いられてきた教育方法や内容の整理を行った。該当する論文の選定においては、論文検索サイトCiniiを用いて「障害・理解」「障害・意識」「障害・認識」「障害・イメージ」「障害・態度」の用語の組み合わせによる検索を行った。2000年から2017年までに公開されている文献の題目から条件に合致していると思われる文献を取り寄せ、その内容から分析対象に含めるかどうかを判断した。その結果、発達障害や知的障害の理解教育に関する論文は64編であり、このうち教育の実践報告や、教育効果を検証した論文は33編であった。これらのうち2010年より前の論文は、特別支援学校や学級との交流や共同学習をテーマとするものがほとんどであった。2010年以降は、授業等での理解教育の実践が報告されるようになってきていることが確認された。この調査結果の一部は、日本教育心理学会の大会において発表する予定となっている。
研究1-2の対象となる発達障害児・者の支援活動に参加している学生の選定のため、障害学生支援センターの職員等に対して事前のヒアリングを行うとともに、調査協力への打診を行った。この過程で、対象者の選定条件に一部見直しの必要が出たため、平成29年度中は、この点についての検討を行った。
現在は、研究1-1で用いる質問紙の作成、研究1-2で用いるヒアリング項目の作成を行っている。また、研究2の実施に向けて、指導案の作成に入っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

理由としては、以下のことが挙げられる。
・ヒアリングの対象者について一部見直しの必要が生じた。
・質問紙の作成、質問紙の配布先や調査の実施時期の調整が難航した。
いずれも、現在、研究実施に向けて準備を進めているところである。

Strategy for Future Research Activity

今年度中に、研究1である質問紙調査を実施する。
また、今年度の後半には、研究2である発達障害理解教育の実践を行う。

Causes of Carryover

前年度に予定していた質問紙調査やヒアリング調査の実施が遅れたため、翌年度分として請求することとした。これらの調査は、平成30年度に実施する予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi