2019 Fiscal Year Research-status Report
附置研究所・研究施設での共同利用・共同研究がもたらす波及効果の解明
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17K13990
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Research Institution | Kyushu Kyoritsu University |
Principal Investigator |
金子 研太 九州共立大学, 経済学部, 講師 (70750826)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 共同利用・共同研究拠点 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究のプロセスは(1)装置や資料の流通(移設や売買)による組織間ネットワークの可視化、(2)「共同利用・共同研究」状況による組織間ネットワークの可視化、(3)論文共著情報等による組織間ネットワークの可視化、(4)特徴的な組織への訪問調査の4つからなる。 令和元年度は作業課題(3)論文共著情報等による組織間ネットワークの可視化、(4)特徴的な組織への訪問調査等を実現することを計画していた。また、平成30年度にまでに行う(1)装置や資料の流通(移設や売買)による組織間ネットワークの可視化、(2)「共同利用・共同研究」状況による組織間ネットワークの可視化に必要な基礎データについても引き続き収集を行う予定であった。 しかしながら、当初から直面している研究資源の問題や、相次いだ災害等の影響により、研究の進捗を挽回するまでには至っていない。 研究期間中に参画した、広島大学高等教育研究開発センターのプロジェクト(平成30年度)、勤務大学の教職課程関係のプロジェクト等を通し、本研究課題の遂行に有益な知見が得られている。今後、さらに調査・分析及び考察を深めることとしたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究に対するエフォートの比率を高めるべき時期に災害や感染症流行等があり、前年までの進捗を挽回することが困難であった。 計画時に見込んでいたほどの出張が不可能であったため、予算の執行状況が見込みを下回っている。
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Strategy for Future Research Activity |
社会情勢上、次年度も対面での調査や学会出張等が困難となることが予想される。 このため、今後飛躍的に充実していくであろうインターネット上の情報を収集する体制づくりや、場所にとらわれず研究を続行可能な環境づくりに予算を振り向け、延長された補助事業期間を活用して研究目標を達成することを目指したい。
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Causes of Carryover |
災害や社会情勢等により、研究計画の遂行が困難であったため。 今後も目標達成に向けた予算執行を心掛けていくが、作業の外注等、予算の活用で研究を加速できる場面があれば積極的な予算投入を検討したいと考えている。
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