2018 Fiscal Year Research-status Report
超対称性の低エネルギー拡大現象とそれを用いた超共形場理論の解明
Project/Area Number |
17K14296
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
丸吉 一暢 成蹊大学, 理工学部, 助教 (30781942)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 超対称性 / 共形場理論 / 場の量子論 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、研究実施計画に沿って4次元N=1ラグランジアン理論の低エネルギー固定点を分類する研究を推進した。特に、低エネルギー固定点を持つ最も単純なラグランジアン理論である、N=1超対称SU(2)ゲージ理論において、その変形によって得られるすべての低エネルギー固定点を調べ、その特徴を明らかにした。また、その中に前年度に調べた超対称性が拡大するような固定点が含まれることを示した。この点に関して論文を発表した他、より一般的なゲージ理論の場合の研究を現在行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
上記のように既に発表した論文に加え準備段階の論文もいくつかあり、計画に沿った研究の成果が得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、過去2年間で得た知識を元に、さらに発展する内容(ディフェクトや可積分系との関連)に関する研究を推進していく予定である。
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Causes of Carryover |
有効な使用方法がなかったため未使用とした。次年度の海外出張費用に追加して使用する予定である。
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Research Products
(8 results)