2019 Fiscal Year Research-status Report
ポリミネラル微粒子を用いた第四紀後期海底堆積物の高精度OSL年代測定
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17K14408
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
杉崎 彩子 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究員 (20595128)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ルミネッセンス年代測定 / 含水率 / 石英微粒子 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は産前産後の休暇と,育児休業の取得に伴い研究中断中であり,進捗は無し.2020年夏に研究再開予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
育児休暇を取得中のため.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画においては最初の二年間でデンマーク国立工科大学にて集中的に分析を行う予定であったが,再開後の二年間に分 割して当初の目的を達成できるようにする.再開後の1年目においては,初年度の結果によって得られた,日本海内の異なる地点における長石の測定限界点を決定するべく分析を行う.また,より精度の高いOSL年代値を得るために不可欠な含水率の評価について,初年度の結果から岩相と含水率の変動が必ずしも一致していないことがわかっているため,堆積物が実際にうけた圧密の影響がどのくらい含水率に影響するのか,帯磁率異方性の測定から評価する.再開後の2年目においては,再開後1年目に得られた長石の測定限界まで連続的に年代測定を行い,他の年代測定手法の年代値と比較をし,その妥当性を検討するとともに日本海におけるOSL年代測定の可能性についてまとめる.
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Causes of Carryover |
本年度は申請者が育児休暇を取得中のため,予定していた出張,分析が行えず次年度使用額が生じた.再開後は,デンマーク国立工科大学においての分析をまとまった期間行うために使用する予定である.
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