2021 Fiscal Year Research-status Report
インドネシアにおける天然林保護と安定的な木材供給の実現に向けた熱帯人工林の検証
Project/Area Number |
17K15340
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤原 敬大 九州大学, 農学研究院, 准教授 (20637839)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 生産林 / 人工林 / 産業造林 / コミュニティフォレストリー / アグロフォレストリー / 土地改革 / 社会林業 / インドネシア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、インドネシアにおける規模と保有形態が異なる人工林の比較分析を行い、持続的な熱帯人工林の条件について検証することを目的としており、①コミュニティ人工林(HTR)、②産業造林(HTI)、③私有林(HR)の3つの事例研究で構成される。
前年度に引き続き新型コロナウィルス感染症の流行の影響で2021年度も調査対象国であるインドネシアへ渡航できず、計画していたフィールドワークを実施することができなかった。そのため、日本国内からオンラインで法律文書や統計資料を収集し、分析を行った。その結果、インドネシアでは新たに「森林管理法」(2021年政令第23号)が制定され、社会林業に関する法令も改訂されていることが分かった。またインドネシアで開催されたオンラインセミナーに出席し、関連情報を収集するとともに、インドネシア人研究者らと熱帯人工林の持続可能性について意見交換を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の主な研究手法はフィールドワークであるが、新型コロナウィルス感染症の世界的大流行の影響で調査対象国であるインドネシアへ渡航できず、計画していたフィールドワークを実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
調査対象国であるインドネシアへ渡航ができるようになったら、フィールドワークを実施してデータ収集を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響で調査対象国であるインドネシアへ渡航できず、計画していたフィールドワークを実施することができなかった。次年度の使用計画については、今年度に実施できなかったフィールドワークを実施するための旅費として使用する。
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Research Products
(4 results)